初代 小西陶古さんは、備前焼の代表的な造形である「桟切(さんぎり)」の技法を確立されたことでよく知られています。
二代 小西陶古さんは、その桟切の技法を広く応用するとともに、備前焼の伝統的手法を深めました。
戦後の備前焼復興の中心的な方です。
備前焼ファンだけではなく、多くの陶器ファンを魅了しました。
3月28日の記事で、火(緋)襷茶碗を紹介しています。参考までに御覧ください。

内側にも桟切(さんぎり)が見られます。
茶溜まりが丁寧に作られているのに好感がもてます。

桟切(さんぎり)の特徴が綺麗に出ています。
黒色から灰色、茶色と流れるように変化しています。

高台まわりは つるんと整っています。
陶古窯は、現在 三代目にあたる陶蔵さん(二代目の息子さん)が継いでいます。
現時点で、陶古さんの名は 初代と二代のみです。