山口県萩で作陶された、七代  兼田三左エ門さんの茶碗です。

以前、4月2日、4月15日にも七代  兼田三左エ門さんの茶碗を紹介しましたが、全く作風が異なるので紹介します。

一人の作家でもいろいろな作り方をされるのだと、あらためて勉強になります。

現在は八代目にあたる、兼田昌尚さんが窯を継承されています。

萩焼には安土桃山時代、江戸時代初期から作陶を続け十数代を数える超有名な窯元がいくつかあります。

江戸時代中期以降に窯を起こした窯元は、あまり有名ではありませんが、伝統的かつ魅力的な作品を作られています。

兼田さんの窯元はそうした窯元の一つです。




轆轤目(ろくろも)がきれいで、目をひきます。





写真では筒型に近い印象ですが、手にするとそうでもないです。



伝統的で落ち着いた茶碗です。