京都府井出町で作陶されている、北川宏幸さんの香合です。
以前、3月18日に北川宏幸さんの蓋置を紹介しています。
香合は炉の季節に炭手前の時に、炭とりに炭を組み、香合に練香を入れて茶室に持ち出すための入れ物です。
陶器の小さい器ですが、茶の湯では大切な器です。
茶の湯で用いる陶器の中で、最も小さい部類の器ですが、亭主はその日の茶事のテーマを象徴するものを用意します。
この香合だと、さしずめ「宇宙」「星空」に関わるテーマでしょうか。
北川宏幸さんは、この香合を「焼〆香合」としています。
京都らしい、雅な雰囲気があります。


絵本の宇宙船みたいな香合ですね。