滋賀県信楽で作陶された、四代  高橋楽斎さんの三日月高台茶碗です。

畳つきが、三日月形になっています。

茶碗についての本を見ると様々な高台の種類が紹介されていますが、実際にお茶会などで変わった高台に出会うことは まずありません。

高台は「普通」のが圧倒的に多いのが現状です。

ありそうでないのが、変わった形をした高台です。

この茶碗の三日月高台も、ありそうでない高台です。

三日月高台は削る際に重心がずれるので、高台削りか難しいそうです。

三日月高台がありそうでない理由は、削る難しさにあるようです。
素人目には、中心部からの少しのずれにしか見えませんが、実際は重心のずれた中での作業は簡単ではないそうです。

この茶碗の見処は三日月高台とともに、「焼け」です。
釜の中で茶碗に火があたった部分か黒く焼けているところが見どころです。

焼けているところと焼けていないところの色合いがはっきりと異なることが信楽焼の焼けの見どころです。

信楽焼は古窯として知られています。
きっと見どころや楽しみ方がたくさんあるでしょう。
勉強を深めたい焼き物の一つです。









三日月高台、茶会では話題になりますね。
秋の月の下での茶会がいいですね。