不妊治療、体外受精、顕微授精をはじめて2年後。
静脈瘤がふくらはぎにできた為何も治療ができなくなった。
それまではずっと採卵の為に、毎日を生きていた気さえする。
採卵後は、卵巣の腫れや体の不調を治す為に、大好きな旅行もいかず、高額な医療費の為、節約しながら過ごしていた。
前に進んでいるんだと思いたかった。
止まる。休むことができなかった。
少しでも早く私たちの赤ちゃんに会いたいから。
ただそれだけ。
何度も病院からの帰り道泣いた。
何度、言葉にできない悔しい思いをしたか。
誰にも当れない。
神様、仏様
今の辛さは、我慢します
だから…いつか会わせてください
義理の姉の妊娠、出産。
友達の妊娠、出産。
「なんで私ばっかり…」
「なんで」「なんで」…。。
皆んなの幸せが…羨ましかった。
出産できること。
怨めしいくらいに望んでいた。
自分の子供を、抱きしめられる奇跡。
妬ましくすら思った。
人は人。と言うけれど。
みんなと同じに、我が子に会いたくてしかたがなかった。
精神的にも大変だし、体もきっと疲れていた。金銭的にももちろん大打撃でも、会いたかった。
ながーい長い…先の見えないトンネルにいた。
半年間、休もうと決めてまずは、旅行の予約をした。
場所はBali
主人と10日間の旅行に出かけた。
旅行中はひたすら楽しみました。
それに、治療をしていた期間中は、友達ともたまにしか会っていなかったので、子供がいる友達にも積極的に会った。
治療のことは、お互いの親と、本当に仲がいい友達。病院にいくにあたり、迷惑をかけてしまうと思う職場の人のみに打ち明けた。
不妊治療中ってどんな言葉でも傷つく可能性があります。
どんな思いやりの気持ちだとしても、その想いは関係性が、ちゃんとしていなければ相手を傷つけるものになります。
キライな人から言われたら傷つくはずだから、極力言わないようにした。
やっぱり、それでも友達や親からの言葉を深読みして落ち込んだ時もありました。
こちらのうけとり方が、どうしてもマイナスな時はダメなんだと思いました。
不妊治療を通して、私は今までの何気ない言葉も深く考えさせられました。
そして、子供を望む気持ちの大きさ。
辛い治療を耐えて産めたら、とんでもなく愛せるだろうと思いました。
子供について、夫婦について、不妊治療して長い時間苦しんだからゆえに、その時間、沢山のことを考えました。
不妊治療しているかた、本当に本当に、体も精神も金銭面でも大変だけど、いつか子供ができたら貴方たちは、とてつもなく素晴らしい親御さんになれると思います。
皆んなが不妊になれば良いって意味ではなく。
辛い思いをした分、すごく強くなるし、人間的に成長できるし、私だってこの不妊治療の期間は無くて授かりたかったけど…
今子供を抱きしめて思うことは、
会えたからいいや
です。
出産が怖いとか、言う人もいるけど。
私は陣痛の痛みなんて、全然怖くなかった。
いくら痛くてもドンッとこい!っと。
貴方に会えるのが楽しみすぎて嬉しすぎて。
私は陣痛の痛み、もちろん痛かったけど全然大丈夫でした!
不妊治療の時の、いつ終わるかわからない治療の痛みと、心の痛みに比べたら全然でした。
採卵の時の、ただただ痛いあの時とはちがう。
半年後、前に通っていた病院より遠くなるけど、口コミも良い所を見つけ行ってみることにした。