続•独り言。ある日すれ違いざまに。 | Kanadeオフィシャルブログ「ご機嫌ブログ★」Powered by Ameba

続•独り言。ある日すれ違いざまに。

今日も寝る前につらつらと独り言を書こうと思う。

今日はね、

ある日道端ですれ違った
ニューハーフのお姉さんの話。

あれは多分‥リハの帰りだったかな、
けっこう深い時間で。


帰り道の商店街は
ほぼ人が歩いてなくて

向こうから

すごく背が高い上に

ヒール効果でさらに背が高く見える
ロングヘアの女性が

興奮した様子で話しながら
歩いて来ていた。


隣には対象的な小柄な女性。


お酒にホロ酔いなのか

なかなかエキサイトしてる様子で
声が大きく、よく聞こえてくる。


ただ、声色と話し方で
そちらの連合?組合?の人だと
すぐ察した。

ニューハーフなのか、単純な女装なのか、
その辺りの線引きは良く分からないけど、、


『だからぁ~!
あたしが言いたいのはぁ~!ね。

聞いてる?
そう。あたしが言いたいのはさぁ~

あいむぐろうんー、欲しいものは
手にしたけどぉー

って話なわけ!
分かるぅ!?!?』



私はすれ違いざまに叫んだ。


『わ、分かるぅーー!!!』


心の中で。笑


そう。彼女が言っていたのは
安室大先生の有名な曲の歌詞。

その続きはこう。

『now I'm glown
欲しいものは手にしたけど

変わりに I know
あなたがくれる永遠も笑顔も
手に出来ない



彼女もまた
欲しいものは手に入ったけど

それと引き換えに
大切な何かを失って。

だからこそ好きに生きているんだけど。。。

でも、、、

そんなどうしようもない
二者択一の思いを
ぴったりハマったこの曲の歌詞をなぞって

隣の彼女に熱弁してたんだろう。


‥‥‥


私達は折に触れて
二者択一の場面に遭遇する。

生きていれば必ず出会う決断の時。

そんな大そうな事じゃなくても

日々の生活の中
小さな二者択一の選択は茶飯事だろう。

コーヒーor紅茶?

みたく。



こちらを選択すればあちらは失う。

当たり前だ。

それが選ぶ。って事だから。

コーヒーも紅茶もどっちも飲みたいなら
そう出来るようにそれはそれで考えればいい。



繰り返しになるけど

自分がどちらかを選ぶなら

必ず片方は選ばれない。


そこに並々ならぬ想いがあっても。
煮え切らない気持ちがあっても。


結局、選ばれなかった。
選ばなかった。

それが結論。




桜が散って、また新しい季節がやってきます。

新芽は青くそして力強く息吹く。
そんな季節がやってきます。


ページをめくって
次のページを開いて読んでいたら

春の風がいたずらに
前のページに戻した。

もうこのページは何度も読んで覚えてるくらいだし
なんならインクが滲んで文字がぼやけてる。

ふっと笑って

私はまたページをめくった。





最後まで読んだ人、いるんかな。笑

では

おやすみ。











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