この本で検索してこられる方がやたら多いので
早めに感想を書きます。
燦〈2〉光の刃 (文春文庫)/あさの あつこ
¥520
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一巻の感想はこちら

無事二巻からは積むだけを脱せました!
それはやはり
時代小説ながら
主人公たち少年が
自分の今までいた立場が揺らぎ
成長物語となっているからでしょう。

二巻では
藩の世継ぎとなった圭寿に
付き従う形で主人公伊月も
江戸に住み移ります。
そして野生のように育った燦も
おそらく一巻で秘された約束によって
江戸の町に。

当時世界最大の人口を誇ったとも言われる
江戸の町で
人とは相容れなさそうな燦より
圭寿を守ることだけを考えて生きてきた伊月の方が
新鮮さを感じたり驚きを感じたりしていて
身分の違いが生き方を決める時代だったのだなあ、と
しみじみ思いました。
なにしろ、時代小説は苦手なもので……
そんななかにあって、一番環境が変わった圭寿の
起こした行動、そしてその発想の大胆さには
驚かされます。

そして
それを受けて表面に出てきた黒い影が
少年たちを動かしていくのでしょう。

一巻よりも
より「あさのあつこ」の小説を読んでいる気分でした。
少年たちの関係性が
腹にいちもつ持った大人たちが
動かそうとしていく力に抗って
『No.6』のように
新しい世界を切り開いていってくれるでしょうロケット