寒いから・・・を、口実にさぼっていたブログ。
寒いから・・・を、口実に、さぼることに決めた大掃除。買い物だけは一応済ませた。ただし母のように煮しめや、黒豆を作るわけでもない。
母は、潔癖性だったから、もういいんじゃないの?というほどに隅々まで掃除をし、これがまた、31日の日暮れまで続く。花器を選んできっちり花を生ける。
おせちの準備もぬかりなく、黒豆とカチグリを水に浸し、棒ダラ、数の子の塩抜き。これがまた、大層な量で、3日、4日とはいわないほど。そうれはもう、端で見ていて「手抜きをしてよ」とお願いしたいくらい。しかも。「寒いから、こたつに入っていなさい」と全く人の手を借りようともしない。
なんだかとっても申し訳なく、それでもこたつは居心地よくて。早く、支度が終わるよう心の中でこっそり祈る。
ストーブの上にはおでんがかけてある。なくなる端から具材を追加するから、これがなかなか手強く残る。
黒豆は好きじゃないから、カチグリをたくさん入れてもらう。それだけが狙いだ。大根なますはみな好きだから、これはもう山盛りに作りに、作る。菊花かぶ、なんてしゃれたものはなし。
魚をさばくのは父の役目。ブリを一本。半身は刺身に。残りは、焼き物と雑煮用に。我が家のお雑煮はなかなか豪勢。牛肉、はまぐり、するめ、ブリに加えて彩りのかまぼこと三つ葉かキヌサヤ。
塩抜きした棒ダラは、ジャガイモと一緒に炊く。いわゆるイモボウ。
数の子は通常の食し方の他、するめと昆布、ニンジンで松前漬けに。これって、北の地の郷土料理らしのだが、なぜか我が家の正月料理に欠かせなかった。子供の頃から、ずっと食べていたから、てっきりどこの家庭でも作り置くものと思っていた。
木の葉カレイの干し物を、こちらでは「デビラ」と呼ぶ。それを揚げたてのうちに、醤油とみりんのつけ汁に浸す。
考えてみれば、なんと手のかかること。それをまた、マイペースでやるものだから、まあ、時間のかかること。とはいえ、この手間ひまで育ててもらったわけだもの。ありがたくこそあれ、文句を言える道理はない。
食べ物で、人間できているというのなら、母のいた間、私はなかなかのヤツだったことになる。
一度も、市販の漬け物を口にしたことも、なかったものな。
母が亡くなり、あれよあれよといううちに10数年が過ぎゆきて、私の今日の買い物には、出来合いの黒豆や田作りがある。母の味にはほど遠い。それは承知で、お正月のおしるしばかり。
寒いから、と大掃除も放棄して。不詳の娘は、なすべきこともせず、夕暮れ時からビールなんぞを飲みながら・・・。それでも誰にも文句を言われず、これは期待もされてないということ、なんだな。
寒いから・・・を、口実に、さぼることに決めた大掃除。買い物だけは一応済ませた。ただし母のように煮しめや、黒豆を作るわけでもない。
母は、潔癖性だったから、もういいんじゃないの?というほどに隅々まで掃除をし、これがまた、31日の日暮れまで続く。花器を選んできっちり花を生ける。
おせちの準備もぬかりなく、黒豆とカチグリを水に浸し、棒ダラ、数の子の塩抜き。これがまた、大層な量で、3日、4日とはいわないほど。そうれはもう、端で見ていて「手抜きをしてよ」とお願いしたいくらい。しかも。「寒いから、こたつに入っていなさい」と全く人の手を借りようともしない。
なんだかとっても申し訳なく、それでもこたつは居心地よくて。早く、支度が終わるよう心の中でこっそり祈る。
ストーブの上にはおでんがかけてある。なくなる端から具材を追加するから、これがなかなか手強く残る。
黒豆は好きじゃないから、カチグリをたくさん入れてもらう。それだけが狙いだ。大根なますはみな好きだから、これはもう山盛りに作りに、作る。菊花かぶ、なんてしゃれたものはなし。
魚をさばくのは父の役目。ブリを一本。半身は刺身に。残りは、焼き物と雑煮用に。我が家のお雑煮はなかなか豪勢。牛肉、はまぐり、するめ、ブリに加えて彩りのかまぼこと三つ葉かキヌサヤ。
塩抜きした棒ダラは、ジャガイモと一緒に炊く。いわゆるイモボウ。
数の子は通常の食し方の他、するめと昆布、ニンジンで松前漬けに。これって、北の地の郷土料理らしのだが、なぜか我が家の正月料理に欠かせなかった。子供の頃から、ずっと食べていたから、てっきりどこの家庭でも作り置くものと思っていた。
木の葉カレイの干し物を、こちらでは「デビラ」と呼ぶ。それを揚げたてのうちに、醤油とみりんのつけ汁に浸す。
考えてみれば、なんと手のかかること。それをまた、マイペースでやるものだから、まあ、時間のかかること。とはいえ、この手間ひまで育ててもらったわけだもの。ありがたくこそあれ、文句を言える道理はない。
食べ物で、人間できているというのなら、母のいた間、私はなかなかのヤツだったことになる。
一度も、市販の漬け物を口にしたことも、なかったものな。
母が亡くなり、あれよあれよといううちに10数年が過ぎゆきて、私の今日の買い物には、出来合いの黒豆や田作りがある。母の味にはほど遠い。それは承知で、お正月のおしるしばかり。
寒いから、と大掃除も放棄して。不詳の娘は、なすべきこともせず、夕暮れ時からビールなんぞを飲みながら・・・。それでも誰にも文句を言われず、これは期待もされてないということ、なんだな。