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「ある時」

雲もまた自分のやうだ
自分のやうに
すつかり途方にくれてゐるのだ
あまりにあまりにひろすぎる
涯はてのない蒼空なので

おう老子よ
こんなときだ
にこにことして
ひよつこりとでてきませんか

(山村暮鳥)


 暮鳥は、「いちめんのなのはな」と書き連ねる「風景」がいい。

 春つながりでは
 
「てふてふが一匹 韃靼海峡を渡って行った」(安西冬衛「春」)
 
 どこか、いつか、だれかのネットで「ある種の蝶は海を渡って移動する」とあった。アサギマダラというらしい。
 
 透けたいのちが なにに焦がれて?
 青は群青に憧れ、群青は青に憧れ?
 【C=96,M=26,Y=32,B=3】。今日の空、ライトなブルー。