あれ、あれ。
 いつの間に、6月ももう20日になるではないか。そりゃあ、5年、10年、すぐだわな。
 
 数えるな。数えていいこと、なんにも思いつかないわ。



 「コップ半分の水を、もう半分って思うか、まだ半分って思うかで、プラス思考、マイナス思考がわかるんだって」。

 いずれにしても残りを思うんだな。
 どっちにしたって、増えないも減りもしないのに。測るな。は、図るなに通じるかも。
 諮る、計る、謀る。一緒だな、きっと。あ・・・てんびん座には申し訳ない。





   「花であること」

   花であることでしか
   拮抗できない外部というものが
   なければならぬ
   花へおしかぶさる重みを
   花のかたちのまま
   おしかえす
   そのとき花であることは
   もはや ひとつの宣言である
   ひとつの花でしか
   あり得ぬ日々をこえて
   花でしかついにあり得ぬために
   花の周辺は適確にめざめ
   花の輪郭は
   鋼鉄のようでなければならぬ
              (石原吉郎)