空は青に満ちあふれていた
 海原は、沸き立つように輝いていた
 狂おしいほどの暑さをまとったあの日
 僕は断崖から身を投げた
 なぜ? あまりにそんなことが似合う日だったんだ

 ああ、
 君は最愛の母 最愛の妹 
 最愛のひと そして、この僕自身

 君のまなざしは忘れない
 僕は君の瞳の中にもダイブした
 きっと一瞬のできごと
 でも永遠

 ぼくには
 あの青に抗う方法が見つからなかった

 それにね、僕はしあわせだったんだ
 あんなにも晴れ渡った空
 金の海に掬われて
 
 美しい不条理なんだ