きりん
きりん
だれがつけたの?
すずがなるような
ほしがふるような
日曜の朝があけたような名まえを
きりん
だれがつけたの?
すずがなるような
ほしがふるような
日曜の朝があけたような名まえを
ふるさとの草原をかけたとき
一気に百キロかけたとき
一ぞくみんなででかけたとき
くびのたてがみが鳴ったの?
もえる風に鳴りひびいたの?
一気に百キロかけたとき
一ぞくみんなででかけたとき
くびのたてがみが鳴ったの?
もえる風に鳴りひびいたの?
きりん
きりん
きりりりん
きりん
きりりりん
きょうも空においた
小さなその耳に
地球のうらがわから
しんきろうのくにから
ふるさとの風がひびいてくるの?
きりん
きりん
きりりりん
小さなその耳に
地球のうらがわから
しんきろうのくにから
ふるさとの風がひびいてくるの?
きりん
きりん
きりりりん

(まど・みちお『まど・みちお詩集/岩崎書店』より)