きりん
きりん
だれがつけたの?
すずがなるような
ほしがふるような
日曜の朝があけたような名まえを

ふるさとの草原をかけたとき
一気に百キロかけたとき
一ぞくみんなででかけたとき
くびのたてがみが鳴ったの?
もえる風に鳴りひびいたの?

きりん
きりん
きりりりん

きょうも空においた
小さなその耳に
地球のうらがわから
しんきろうのくにから
ふるさとの風がひびいてくるの?
きりん
きりん
きりりりん

イメージ 1


(まど・みちお『まど・みちお詩集/岩崎書店』より)