おはよう。朝は大概、気分がいい。いつもと同じようにいれたのに今朝のコーヒーは、なんとなくいつもよりいい。デロンギはなかなかしっかり仕事をしてくれる。

 昨日は物憂い午後だった。格別のことはないのだが、眠いようでもあるのに、しかと眠りを欲しているというわけでもなし。檻の中の熊のようにせわしなく、立ったり座ったりを繰り返す。「無理をしないように」。午前中にかけられた言葉だけど、「無理」の正体もいささか不明である。

 退屈極まりなかった本も一段落して次にとりかかった。巧妙な文章で構成されたエッセイ集。好きな作家の本だから、ぐいぐいと読み進めそうなのに、昨日は調子がよろしくない。まあ、そんな日は早々に寝入るに限ると決めている。

 「過」
 日々を過ごす
 日々を過(あやま)つ
 二つは
 一つことか
 生きることは
 そのまま過ちであるかも知れない日々
 「いかがお過ごしですか」と
 はがきの初めに書いて
 落ち着かない気分になる
 「あなたはどんな過ちをしていますか」と
 問い合わせでもするようで----
 (吉野 弘『素直な疑問符』より)

 さ、今朝は気分もよろしく、そろそろ洗濯物を干しに出よう。午後からのことは午後からにおまかせしてね。
 その前に、もう一杯のコーヒーを。

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