ああ
このような日に
自分のいのちが軽いのか重いのかと
問うてみたりして
行ったり来たりを繰り返し
悪者は誰だと
なかば自嘲に言い募る

薫香の中
問いかける様な問いではないと
自省を求めつつも
追いかける
なにを

握りこぶしひとつ握れない
振り上げる手がない
風そよぐ町並みを
ただぼんやりと

若かった頃には
生きる事がこういう事態であるとは
気づきもしなかった

すっぽりと抜け落ちた足元に
残るのは無惨な影

ああ
こんな日に
いのちは軽いのか重いのかと
問うような
陰鬱の訪れ

ふりかえる位置に眼差しもない