おはよう。
 この金曜日、チェリーがついに、手術を受けることになった。背中のしこりは、自然と小さくなっていき、こちらのほうは今後も様子見なのだが、唇が異様に腫れている。処方された塗り薬を続けてきたが、すぐに患部を舐めてしまうので、当初より悪化した。
 このままでは、癌になるかも知れないというので、切除することに。12歳が全身麻酔に耐えられるか、というので昨日は血液検査と心臓のチェック。チェリーの血液検査、私の検査の3倍の費用。仕方ない、保険証持ってないもんな。前日の夜9時以降から手術まで飲食禁止令。忘れない様に気をつけてやるのは、本人でなく飼い主の役目だ。

 気の小さい犬だ。
 病院では入るやいなや落ち着きをなくし、診察台ではブルブル震える。この病院、おもしろいのは呼ばれる時に、「○○チェリーさん」と苗字?まで添えられること。家族の一員として接してくれるのだろうが、実におかしい。ハーフの子供でも呼ぶようで。
 両親?ともに日本人であるから、せめて「さくら」にすべきだったか、なんて、つまんないことを考える。息子の友だちには「妹」などと言っているが、実年齢(人間に換算して)では、私をも超えている、白髪まじりの妹だ。

 昔、飼っていたポメラニアンも気の小さいヤツだったが、こっちのほうは気の小ささが無駄鳴きに繋がって、やたらとうるさかった。愛くるしい顔をしていたのだが、小憎らしいときも多かった。それに比べるとチェリーは実に温厚でもある。気質もあるが、のんびり育った。これは息子のお陰である。
 結婚して、私たちに子供が出来たのは8年目と非常に遅かったので、その間、「ワンさん」という名のポメラニアンは、一人っ子のわがまま育ち。しかも、子供がいないのをいいことに、夫婦で夜な夜な遊びに出ていたから、寂しさや嫉妬心も手伝ったようである。
 息子が生まれて、万一のことを考え、私の実家に里子に出した。それから約10年を生きた。亡くなったとき、母から電話がきて、二人で電話越しに大泣きした。

 金曜日。手術が無事済めば、当面の心配はなくなる。まだまだ彼女には、家族の役割が残されている。できるだけ長く、元気に駆け回ってもらわねば。