おはよう。
明日のお天気は当てになりそうもないので、起きて早々に洗濯を済ます。ホトトギスの啼き声を聞きながら。ピーピーと高い声でせわしないのは、雲雀だろうか。
頭上を見上げる。刷毛ではいたような雲が、流れもせずに水色の空を覆っている。日はほんのりと射している。
「万物ここに至りて皆潔斎にして清明なり」の節気も過ぎて、そろそろツバメがやってくる。我が家の玄関先に巣をかけて、もう数年。最初は糞を落とされるのがイヤで、いろいろ巣作りの邪魔をしたが、どうにも此処がいいらしい。攻防戦はもう放棄。お好きにどうぞと寛容に。
雀がチェリーのエサをついばむので、庭に米を蒔いてやったら半端じゃないほどやってきて、あまりの煩さに眠りを妨げられる始末となった。さすがに懲りてやめてしまったが相変わらず、なにかを目当てにやってくる。庭にグミの木があって、これは子供時分、祖父母の畑で食べた記憶が懐かしくて植えたものだが、実が成る頃には、あっけないほど、さっさと鳥に食べられる。まあ、鳥さん達のお陰で、蒔いたり植えたりしたはずのない花が咲いたりしてるのだ。
さて読みかけの本にとりかかろうかな。タイトルは「移民たちー四つの長い物語り(ゼーバルト)」。ルポでなく、小説である。異郷に暮らし、過去の記憶に苛まれる4人の男の物語り。矛盾した形容だが、言葉のない映画を見る様な不思議な語り口であり、文章が静かである。
入り口を抜けた春。
次の節気は、早や穀雨。
明日のお天気は当てになりそうもないので、起きて早々に洗濯を済ます。ホトトギスの啼き声を聞きながら。ピーピーと高い声でせわしないのは、雲雀だろうか。
頭上を見上げる。刷毛ではいたような雲が、流れもせずに水色の空を覆っている。日はほんのりと射している。
「万物ここに至りて皆潔斎にして清明なり」の節気も過ぎて、そろそろツバメがやってくる。我が家の玄関先に巣をかけて、もう数年。最初は糞を落とされるのがイヤで、いろいろ巣作りの邪魔をしたが、どうにも此処がいいらしい。攻防戦はもう放棄。お好きにどうぞと寛容に。
雀がチェリーのエサをついばむので、庭に米を蒔いてやったら半端じゃないほどやってきて、あまりの煩さに眠りを妨げられる始末となった。さすがに懲りてやめてしまったが相変わらず、なにかを目当てにやってくる。庭にグミの木があって、これは子供時分、祖父母の畑で食べた記憶が懐かしくて植えたものだが、実が成る頃には、あっけないほど、さっさと鳥に食べられる。まあ、鳥さん達のお陰で、蒔いたり植えたりしたはずのない花が咲いたりしてるのだ。
さて読みかけの本にとりかかろうかな。タイトルは「移民たちー四つの長い物語り(ゼーバルト)」。ルポでなく、小説である。異郷に暮らし、過去の記憶に苛まれる4人の男の物語り。矛盾した形容だが、言葉のない映画を見る様な不思議な語り口であり、文章が静かである。
入り口を抜けた春。
次の節気は、早や穀雨。