春分のおどけ雀と目覚めたり (麦丘人)

 胸がゼロゼロし、ちょこちょこ咳が出る様になったので、本格的に?春が来たと知らされる。この季節、いつものことだ。
 昨日は、心身ともに低調だったので、早々に風呂で体を温め、日暮れ前の6時をまわる頃には、布団にもぐりこんだ。あまりに早く寝付いたので、雷鳴で起こされたのが何時だか見当もつかないが、チェリーが怖がっているだろう・・・と重い体を持ち上げて、玄関先に入れてやった。それから続きの眠りを眠る。
 そんなわけで、一日の半分を眠った。珍しくもないけれど。

 早朝、洗濯物を干しに出ると、大風が吹いていた。大きなスコップで、塵ともどもに放り投げられたような風。人さらいのように、吹き抜けていく。
 一カ所だけ、チューリップの葉がしっかりと出ていた。なぜか、チェリーはチューリップの球根だけにやたらと執着し、植えてもすぐに掘り返す。難を逃れた、このひとつは、何色の花を咲かせるだろう。チューリップって、なんだか人間を単純にしてくれるよう。

 いつの間にか、大きな風に入れ替わって、あふれる光がやってきた。
 春来れば路傍の石も光あり(虚子)

 午後からは、花を持って出かけよう。太陽が真西に沈む今日。