寒い。
 朝から、ストーブを焚き、夜になって中国山地の一部では雪とのニュースがあった。パジャマも一気にフリースに。冷えているだろうな、生まれ育った地方。
 11月もまだ二日過ぎただけなのに。

 こんなお天気のせいか、皇帝ダリアの花が咲かない。
 まるで天に顔を向ける様に、私の背丈なんかうんと追い越したところに紫色の大輪の花を咲かせる皇帝ダリア。10月から、ひたすら待っているのに、一向に花を咲かせる気配がない。伸びるだけ伸びているというのに。


 今日、
 『自分自身への審問』(辺見庸/毎日新聞社/2006)を読む。

 一遍の詩の一部が引用され、それが頭から離れなくなった。

「物言うな、かさねてきた徒労のかずをかぞえるな、
 肉眼が見わけうるよりもさらに
 事物をして分明に在らしめるため。」
 
 中村 稔の「鵜原抄」。

 ネットで捜して見つけた。
 人にも分水嶺があるのだ。然り。

 今日は寒いのだが、これも2~3日のこと、と友人が教えてくれた。

 月が見えない夜。