サガンの本を読んだ。
今更、小説を読みたいとは思わないが、(ずっと若い頃には片っ端から読んだけど)回想録を。他の本を探していてちょうど書棚で見つけたから。再読。
「サルトルへの愛の手紙」が良かった。これは老齢に達して視力も失い、仕事もかなわなくなったサルトルに向けて書かれたものだが、彼女が心のうちで30年分を醸成してしたため、彼の許可を得て新聞に発表したものである。
サルトルの死後の、哀惜を綴った一文も添えられていた。
サガンはたとえ無一文になろうとも、洗練されたブルジョワジーのままだ。その貫き方は徹底している。彼女のように生きようとは思いもしないし、出来ることでもない。
老いる事のなかった彼女の希有な精神に追いつけるものも少ないだろう。
過剰なものを常に必要としたサガン。スピードを愛し、賭博に興じ。「ユーモアを持つための第一段階は自分自身を嘲笑うこと」。
読後、落としたものを再び拾った、少しばかり、そんな気分になった。
今更、小説を読みたいとは思わないが、(ずっと若い頃には片っ端から読んだけど)回想録を。他の本を探していてちょうど書棚で見つけたから。再読。
「サルトルへの愛の手紙」が良かった。これは老齢に達して視力も失い、仕事もかなわなくなったサルトルに向けて書かれたものだが、彼女が心のうちで30年分を醸成してしたため、彼の許可を得て新聞に発表したものである。
サルトルの死後の、哀惜を綴った一文も添えられていた。
サガンはたとえ無一文になろうとも、洗練されたブルジョワジーのままだ。その貫き方は徹底している。彼女のように生きようとは思いもしないし、出来ることでもない。
老いる事のなかった彼女の希有な精神に追いつけるものも少ないだろう。
過剰なものを常に必要としたサガン。スピードを愛し、賭博に興じ。「ユーモアを持つための第一段階は自分自身を嘲笑うこと」。
読後、落としたものを再び拾った、少しばかり、そんな気分になった。