昨日の夜、たまたまテレビをつけたらBSで『生きた、描いた、愛したーモディリアーニとその恋人の物語ー』をやっていた。90分の番組だったようだが、おしまいの30分くらいをかろううじて見た。
モディリアーニといえば、真偽の程は知らないが、ピカソが亡くなるときの最期の言葉が「モディリアーニ」だったという話しを聞いたことがある。
瞳のない目をした細長い顔つきの絵が特徴だが、その多くが恋人ジャンヌをモデルにしたものだ。
天才と認められつつも貧困にあえぎ、酒と薬と、そして最後は結核で亡くなったモディリアーニ。その死も35歳と早すぎるが、彼の死後二日目にアパートから飛び降りて自死した恋人(宗教上の理由で親が結婚を認めなかったため)であるジャンヌ・エビュテルヌにいたっては、まだ21歳の若さ。
しかも彼女のお腹には、9カ月になる二人目の子供がいた。
ジャンヌの死をもって、二人の生涯は、伝説的な愛の物語となった。
3~4年前に、アンディ・ガルシアの主演で「モディリアーニ 真実の愛」と題して二人の生涯が映画化されていて、いつか見ようと思いつつ、そのままだった。
モンパルナスの貴公子と呼ばれたモディリアーニは、アンディ・ガルシアにひけをとらない美男子である。
ジャンヌは無口で穏やかな性格であったと残されているが、写真のその人は美しいだけでなく、強い意志を眼に宿している。
亡くなる寸前に、彼女自身によって描かれた、連作と見られる4枚の水彩画は、彼女の自死の様子で完結している。10代から、天才モディリアーニも一目置くほどの才能にあふれていたという。
ふっと島村抱月と松井須磨子のことを思った。
抱月のことも須磨子のこともよくは知らないが、二人の関係とその死はあまりに有名である。
番組の最初のほうを見ていないから、モディリアーニよりジャンヌ・エビュテルヌの物語。
今日は久びさに、暑いな。
けれど、去年は連日熱帯夜と言ってたのに
今年は、熱帯夜という言葉も聞かなかったなあ。
夏の海も見なかったなあ。