怖い夢を見た。
 夢の中で、血の気がひいていくのが分かる。きっと青い顔をしているに違いない。
 まるで演繹するように夢が現実の方を露わにする。

 叫ぼうと思ったけど、声が出ない。
 意識は完全に覚めてしまっている。せめて、開けた窓を閉じたい、閉じて鍵をかけたいと思うのに、体が動かない。まるまってしまいたいのに、寝返りもうてない・・・。もどかしく、ただ、怖い。

 じっと、朝を待っていた。
 そのうち、また眠ってしまった。


 バナナがある。
 コーヒーがある。
 コーヒーの方は飲みながら、キーを叩いている。
 バナナも机の上にある。
 バナナ、食べた方がいいだろうな・・・と、ここまで持ってきたのに、食べるのが面倒っちい。
 
 コーヒーを飲みながら横目でバナナを見る。
 バナナ、食べようか、どうしようか・・・。
 
 あ~あ。たった、これだけのことなのに、決断(というほどでもないが)がつかない。
 
 
 いつの間にか、シトシトの雨が上がった。

 追記
 村上龍の「ラッフルズホテル」を読んだ。古い本だ。
 彼がお金持ちになった、ということ以外、私にはなにも理解できなかった・・・。
 村上龍のファンには申し訳ないけれど・・・。