「凡庸」の「庸」という字がむつかしい
対語は?「卓抜」?「超凡」?
随分と簡単ではないか
「庸」であろうとすることは
そう簡単ではないのか

 というような凡々たる五行詩を書こうとして、別なところに心が行った。

 ジャーナリストで作家の「辺見 庸」は、本名を「辺見秀逸」と言う。それが恥ずかしくて、ペンネームに「庸」を選んだのだと、『ハノイ挽歌』で読んだ気がする。確かに「秀逸」という名をつけられたら、いたたまれまい。ことに彼のような人なら、なおのこと。

 では、「凡庸」のお仲間は・・・
 普通、尋常、「並み・人並み・十人並み・人間並み・月並み(並みシリーズ)」、「凡・平凡・平々凡々(凡シリーズ)」、有り触れた、芸もない・・・。

 可もなく不可もない、どうってことのない文章。