「私」は
無数の直線の交わりによって
ようやく現れたひとつの点
位置だけを示す「点」を
存在と呼べるだろうか


もうすぐ夏が来るのだから
泣かないでくれ
と君は言うに違いない
爪の先まで匂いをさせて
そら豆をむく


人は
わずかな時の中にも
永遠を見ることがあると言う
アスファルトに
かげろうが立つ


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