今日は我が子の卒業式だった。

計画停電前に式を終わらせなくてはならない事もあり、校長、市長、教育委員会、PTA会長の

祝辞があったが、来賓の方の祝辞は省略・・・地震の事もあって、祝辞をどうするかも悩んだ事だとは

思うが、卒業式で一番保護者と生徒の涙を誘ったのが市長だった。


校長も、教育委員会代表も、PTA会長も、卒業生の皆さんおめでとうございますの挨拶をしたが

市長だけは、「 私はおめでとうございますは言いません。」と。

私も子どもの頃から、ずっとこの小さな田舎町に住んでいるけど、市長が泣いて祝辞をした姿は

初めてみた。震災の話、戦後の話、お決まりのおめでとうの祝辞よりも、子どもたちの胸に届いたと

私は思う。


そして何より驚いた事もある。

式が終わり、花道を通って卒業生が学校を後にすると言う数分前。

「 〇〇先生。」 と呼ぶ声。 どこでもあるありきたりな名字だが、ん?と思ってみて見ると

驚いたことに私が中学1年の時、初めて教員となり新任教師としてやってきた先生だったのだ。


思わず私も声をかけてしまった。

「 覚えてます? 〇〇先生が初めて教師になって副担任として任されたクラスにいたんですけど。」

「 え? もしかして1年8組。」 「 そう、××先生の。」 

担任の先生は覚えているものの、それ以外のクラスの先生までは覚えていない私。


卒業式で気付くなんて遅いわね~と思ったが、卒業式が終わり生徒がいなくなった後、

お互いの状況報告等しながら、思い出話に花咲かせ、私も学校を後にした。

お互いに歳はとったけど、変わってない先生の姿に何故か安心したし、一時期教師を辞めたいと

悩んでいた事も知っていたので、それでも辞めずに教師を続けてくれていた事に何故か有難く感じて

しまった。