祖母が旅立って4年後に祖父も同じ肺癌になったのですが、治療の対象になる段階だったので、病院に行ったその日に入院することになりました。痛みで病院に運ばれたせいか最初はおとなしく入院していた祖父ですが、痛みが治まるや否や入院を嫌がり、「ベッドに縛られて死ぬなんて真っ平だ。残りの時間は好きなことをして死ぬ」といって退院してしまったのです。

外で勝手に死なれたら、周囲に迷惑をかけるからと母が脅して入院を勧めても、自分の命は自分で決める」と聞きません。

 

親族は「あの人に何を言っても無駄だから放っておいていいよ」といい、母は最後まで説得を試みましたが、痛みに耐えられなくなったら病院にいくだろうと断念。無治療で生活を全く改めることがなかった祖父は、痛みに我慢できなくなって病院に戻り、数日で息を引き取りました。祖母は生前「おじいさんが迷惑をかける前に迎えに来るから」と笑いながら話していたので、祖母が迎えに来たのだろうというのが親族の共通認識です。

 

祖父のお葬式は、身内だけのこじんまりとしたものでした。当時の平均寿命を優に超えた年齢なので普通なのでしょうが、祖母が凄すぎたのでなんだか寂しく感じられました。

 

占いは祖母の隔世遺伝だろうと言われつつ、闘病の仕方が祖父に似ていると言われ、絶対違うと思いながら複雑な気持ちを隠せなかった私です。ガーン

 

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