2年目の経過観察の時に、スマイル氏から「局所再発は2年以内が70%以上だから、局所再発はもうほぼないと思う。だけど・・・」といつものセリフの後、「今更ですが、再発と転移はどう判断するのですか?」と尋ねました。

すると「基本的には原発と同じ癌細胞を持っていればどっちも変わらないけど、場所かな」と言われました。同じか近い場所は「再発」遠くに飛んでいれば「転移」という表現になるそうです。

 

転移に関しては、治療開始前に主治医のまる氏に「今のところ転移なし」と言われたとスマイル氏に伝えた時、「見えない癌がすでにできてる可能性があるから安心はできないよ」と言って警告されました。そのため、ほっとできたのは二人の診察の合間の40分だけでしたが、この言葉は決して几帳面とは言えない私の闘病生活に喝を入れてくれました。

 

スマイル氏は対応件数の多さから、小細胞癌の再発転移の高さを強く認識していたようで、質問には何でも答えてくれましたし、時には言わなくてもいいことまで?言ってくださいました。トータルでみると、一見不愛想なまる氏が励ましの言葉をくれた回数は多いです(お世話になった期間も長いですが)。

 

お二人に共通していたのは「仕方がない」と言わず「できることをやるしかない」という言動です。「最善の治療は医師との信頼関係」という言葉を思い出すきっかけになり、数十年たってそれを実感することになりました(この言葉は昔に通った皮膚科内科の額に飾ってあったと記憶していますが、少し表現が違っているかもしれません)。

主治医の言いなりなのは問題外として、喧嘩を売っても困るのは患者自身です。患者のほうが弱い立場になりがちにですが、最善の治療を手に入れるカードはお互いの手にあるのではないでしょうか。唯一無二のあなた自身を優先し、信用できる医師と治療に取り組むことを、可能な限り諦めないで欲しいと願います。

 

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