10年経過して闘病を卒業した今頃になって、闘病記ブログを書いた理由は二つです。(初回2/23日)

 

一つは長年読ませていただいていたブログの主が、しばらく訪問しない間に厳しい状況を戦っていると知ったこと(先日ご逝去なさった女性です)。子宮頸部小細胞癌に罹患した人で、この方を知らない人はいないと思います。

 

二つ目は長くご愛顧いただいたお客様がとても顔つきが悪い癌に罹患し、短い期間に見送ることになったことです。検査を受けた病院で癌だと明確に聞かされなかったそうで、紹介先で告知されて病院から「先生どうしよう、いきなり末期癌だって!私死んじゃうじゃん!」とお電話がありました。お名前を名乗らなくてもお声でわかります。「難しい癌を克服した先生が私の希望なんです!背中押して欲しい」と言われた言葉は強く心に残っています。

長いお付き合いがありますので、ご本人だけでなく、ご家族も存じ上げています。下手なご友人よりお会いした時間が多いからこそ、申し上げたことは沢山あります。けれども、ご家族の意向もありますし医療従事者ではないので、立ち入ったことはできませんし、するべきではありません。

 

戦いが厳しければ厳しいほど病院選びが重要になるはずなのに、実際には「流される」ことが多いと思います。そのまま流されるか、奮い立って自分の選択を貫くかは、個人の決断ときっかけの有無ではないでしょうか。

私自身、初回診察時には思考停止して、言われるままに入院手続きをして帰りました。けれども、翌診察日に抗がん剤と入院をキャンセルして、治療予定を遅らせて先進医療に問合せしています。

 

自分に合う情報を早く確実に探し出すのは非常に困難です。ネットの口コミは、残念ながら営業ばかりで何の役にも立ちません。実際に経験した人は痛いほどわかっているので、闘病中の方の情報を欲している人が多いのだと思います。

自分の命に関わることですから、医師だからと頭ごなしに信用して委ねるのではなく、自分で判断できる情報を集める気持ちを大切にして欲しいと思います。

私は医療従事者の方々や多くの治療を経験された方のように、役に立つ専門知識を発信できませんが、現地点で子宮頸部小細胞癌の「再発・後遺症なしでの根治実績」だけはあります。

 

少しでも早い段階での治療方針や病院選定に、何かお役に立てることがあるかもしれないと思って、闘病記ブログを公開することにしました。

 

私の占いブログです。よろしければご覧ください。