母親の学校対応の愚痴に
私は、この種の事件での学校の基本精神を次のように説明した。
学校は警察と違うこと。
基本的に生徒を信じる教育の場であることから
確証も無いのに怪しいというだけでは
個別呼び出して調べることはしない。
また犯人が分かっても公にはしない配慮を伴うこと。
これをすると先生と生徒の信頼関係が
壊れてしまうことを母親に説明した。
例として母親にあなたがA子の親だったとして、
A子本人から何もしていないのに、先生から呼び出され
疑われて調べられたと聞いた時、
あなたは親としてどう思いますかと尋ねると
ハッとして冷静になられた。
私は母親がA子に接触することを禁止した。
また、被害をお受けたわが子にも、
私が言った先生対応の基本を伝えて欲しいとお願いした。
この種の盗難事件で犯人が判明することは少ないのが現実であるが
今後の教育効果も期待しての対応となることが多い。
事件解決まで毎日、担任から学校での女生徒の状況や指導内容を
母親に電話連絡してきた。
先日、男子のBが無くなった
女性用の物を持っているのを見たという
生徒が担任に連絡があり、
校長をはじめ目撃者の情報を慎重に調べて、
確信が出たところで男子Bを放課後呼び出して
男子Bが窃盗を認めて、盗難品が担任から女生徒に返された。
学校は犯人Bの今後の学校生活もあるので、名前は公表しないことになっている。
こうして事件は一件落着した。
今後は男子Bのケアが続くことになると思う。
学校カウンセラーとの連携で、心の闇を解いていってもらいたいものだ。
事件解決前に中学校では体育祭があったので、
私は本部テントの校長に挨拶に行って
立ち話であったが校長室でのお礼を言った。
校長はまだ解決はしていませんが、
全教職員で取り組んでいますとお話された。
当中学校に今年赴任した若い校長であったが、
部外者の私に対し拒否的な対応が無かったことは感謝した。
立派な教育者になって欲しい
と心でエールを送った。
要点だけを書いたので物足らない内容になったかも知れませんが
どこの学校にも発生する頻度の高い事件なので、参考になれば幸いです。