先週の梅シロップに続き、今週は新生姜の甘酢漬けが完成。
自分は納豆と一緒に食べるのがお気に入りです。
あんずジャムもできあがり、これでロールケーキを作ります。
おいしいものが多い季節ですね。
みなさんはどんな1週間を過ごされましたか?
今週、印象に残った一冊をご紹介します。
志駕 晃さんの
『ちょっと一杯のはずだったのに』です。
ちょっと一杯のはずだったのに (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)
漫画家であり、ラジオの人気パーソナリティでもある西園寺沙也加が殺された。彼女の首には、ラジオディレクターで、彼女の恋人
でもある矢嶋直弥のネクタイが巻かれていた。警察に疑われた矢嶋は、犯行を否定するが、泥酔していたために記憶がない。おまけに、犯行現場は密室状態であったため、どのようにして密室を作ったのか、その謎を解くように警察に迫られる。
秋葉原FMの人気パーソナリティ、西園寺沙也加が絞殺死体で
見つかりました。発見者はラジオディレクターで、沙也加の恋人の矢嶋と、マンションの管理人。死体が見つかった彼女の部屋は、密室状態となっていたのです。部屋の内側から鍵がかかっていて、なおかつ外側からは侵入するのは不可能な状態です。
矢嶋は仕事に来ない沙也加を呼び出すために、彼女のマンションへとやってきました。以前にも沙也加が寝坊したりして、番組に遅刻しそうになったことがあったため、その時と同じように管理人に話をして、部屋の鍵を開けてもらったのです。そこで沙也加の死体を発見したのでした。
彼女と交際していたこと、彼女に結婚を申し込んで断られたこと。
泥酔していたために、記憶がないこと。
彼女の首には矢嶋のネクタイが巻かれていたこと。
あらゆる状況が矢嶋にとって不利な方向を指しています。
おまけに、酒を飲んで記憶を無くした時特有の気の弱さで「もしかしたら自分がやってしまったのかも」なんて思い始める始末。
いやいや、いくらなんでも酔って人は殺さないだろ、と思いつつ、
記憶を無くした日の自分の武勇伝を聞くと、思いがけない行動を
しちゃうことってあるのかもね…なんて思ってしまうのが酔っ払いです。
そこで、密室マニアの弁護士、手塚が登場し、密室の謎を解き、
真犯人の正体を暴きます。この手塚も密室マニアだけあって、
なかなかクセの強い、面白い人物です。矢嶋の真面目で誠実な
雰囲気と好対照です。
そして、登場人物たちを集めて密室の謎を解説するシーンが、
あっと驚く設定です。さすがラジオのお仕事をしている人たちだな、と思わせてくれます。
お酒を飲みすぎて記憶を無くした経験がある人はドキッとする
はず。しかし、飲みすぎて失うものは記憶だけではないかも
しれません。大事なものを失ってしまう前に、飲みすぎは控え
なくては…と心に誓うのでした。
先週立てたこの1週間の目標は
●1日1記事を更新する
●イラストに色をつける
でした。無事に達成することができました!
次の一週間も、同じように更新することを自分の目標にします。
〈今週 読了した本〉
『ねじまき片想い』
『リアルフェイス』
『みんないってしまう』
『人質の朗読会』
『待ってよ』
『モルヒネ』
『悪い恋人』
〈現在 読書中の本>
『スイッチ!』
〈今週購入した本〉
『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』
『きみの歌はうたえる』
『消滅世界』
『営繕かるかや怪異譚』
『連続殺人鬼カエル男』
『キッチン・ブルー』
『モルヒネ』
『悪い恋人』
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