昨日は中学の運動会。
天気にも恵まれ、子供たちの活躍する姿を見て
いやあ若いって素晴らしいなあ、としみじみ感じました。
家に帰ってから飲んだビールがおいしかったです。
みなさんはどんな1週間を過ごされましたか?
今週、印象に残った一冊をご紹介します。
北大路公子さんの
『すべて忘れて生きていく』です。
小さい頃から親に「早くしなさい」と言われ続けてきた著者が
見つけた真実とは。日常に潜む出来事を、ユーモアたっぷりに
描いたエッセイのほか、一見真面目なようでいて、やはり著者の視点が反映されている書評集、奇妙な味わいの短編小説二編を収録。
著者の北大路公子という人はなんというか、ちびまる子ちゃんが
そのまま大人になったような雰囲気を漂わせています。
それじゃダメだろ!とツッコミをいれたくなる行動や妄想は、我々世俗にまみれる人間たちを「きちんとやらねば」といった強迫的思い込みから解放してくれるのです。人が不快と思わない、絶妙なラインは著者の筆力と笑いのセンスゆえでしょうか。
冒頭の、親に「早くしなさい」と言われていた公子少女は、親に
「ぼんやりさん」と呼ばれていたことが不本意だと言います。
学校へ行く前に、前日に読んだ本の続きを布団の中で読んだり、着替えの途中で椅子に座ってグルグルまわったりしていたけれども、次に取る行動を考えながらそんな寄り道をしていたので、
すぐに行動する人間よりも、やるべきことについて長い時間考えていたのだと。だから決してぼんやりなんかしていないのだ!と。
えええ・・・。
人からぼんやり見えるとしても、気にすることが頭にあったらリラックスすることはできない。だから着替えの途中で椅子をグルグル回しながら、靴下履かなくちゃ、などと考えなくてもいい。靴下を履かなくても死にはしないのだ、と心に置くことが大切です、と言います。正論なんですが、テーマといい、展開といい、どうもふざけてる感が否めない(笑)。小学生が、屁理屈こねて大人に文句を言っているみたいな面白さがあります。
そして著者が子供の頃に好んで読んでいたという偉人伝。
こんなにも頑張っている人がいるのだということに気がついた
著者。素晴らしいことに気づいたね、と読み進めてみれば「だから私は頑張らなくていい」という結論になった…ってオイ!何でやねん!
と、こんな調子で書評も手掛けています。
こちらは本の内容を自身の出来事と絡めて綴っており、もちろん笑えるものもありますがまじめに綺麗にまとめているものもあります。爆笑エッセイ専門かと思いきやさすが作家、短いページの中に世界をぎゅっと詰め込んでいて、ヘェ〜と新鮮な驚きに包まれます。
この著者の物語小説を読んでみたいなあと思っていたところ、巻末に二編の短編小説が。子どもの頃に、大人から聞かされた怖い話から想像を巡らせた事が、大人になってから現実となって起ってしまったような、不思議で奇妙な余韻を残す物語です。
おビールと相撲とぐうたらが大好きで、子どもの心を失わずに
持ったピュアでユーモアたっぷりの北大路公子。ユーモアたっぷりのエッセイから深い余韻を残す、現実と幻想が混じったような世界観を描いた短編小説まで著者の幅広い魅力をたっぷりと堪能
できる作品集です。
先週立てたこの1週間の目標は
●1日1記事を更新する
●イラストに色をつける
でした。無事に達成することができました!
次の一週間も、同じように更新することを自分の目標にします。
〈今週 読了した本〉
『さあ、じぶん才能に目覚めよう』
『ありえない「妄想」でお金も恋も引き寄せる!』
『人生やらなくていいリスト』
『小さなことで感情をゆさぶられるあなたへ』
〈現在 読書中の本>
『とにかくうちに帰ります』
〈今週購入した本〉
『ありえない「妄想」でお金も恋も引き寄せる!』
『人生やらなくていいリスト』
『小さなことで感情をゆさぶられるあなたへ』
『小学五年生』
『手ぶらで生きる』
『本を遊ぶ』
『スイッチ!』
『昨夜のカレー、明日のパン』
『悪いものが、来ませんように』
『『逢魔が時に会いましょう』
『とにかくうちに帰ります』
『二人の彼』
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