寒い日が続きますね。寒いと体が動かなくて困ります。

普段から動かないというのに、ますます運動不足に・・・。

スクワットにプラスして腹筋でもやろうかな。

 

みなさんはどんな1週間を過ごされましたか?

 

今週、印象に残った一冊をご紹介します。

早瀬耕さんの『未必のマクベス』です。

 

未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)

   

同僚の伴とともにバンコクでの商談を成立させた優一は、澳門

(マカオ)の娼婦から予言めいた言葉をかけられる。「あなたは

王として旅を続けなければならない」。

やがて優一は香港法人の代表取締役を命じられたが、そこには
底知れぬ陥穽が待ち受けていた。

 

印刷会社の子会社として設立されたIT企業、Jプロトコルに勤務

する優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に

携わっていました。やがて香港法人の代表取締役を命じられた

優一は、一見昇進したかのように見えたのですが、過去この法人へと出向した社員は、自殺や事故死、行方不明など、数名が

不審な状況に陥っていたのです。

 

行方不明者は、なんと優一の高校の同級生であり、初恋の相手

である真鍋冬香でした。優一は、会社の監禁から脱出し、整形して身を潜めているという彼女を助け、会社から自分自身の身を

守るべく、立ち向かいます。

 

優一は、同じ会社の人間からライバル視されたり、羨ましがら

れたりしています。しかし、彼自身は己の能力や出世について

あまり興味がないようで、そのくせ完全に流される事を良しと

しない、「食えない奴」なのです。ライバルから嫌われながらも、

助けとなるアドヴァイスをもらえているのは、そうした優一の

人柄のおかげなのかもしれません。

 

何の変哲も無い一社員だった優一が、会社の監視下に置かれ、会話や行動に注意を払いながら、逃げる事なく、そして一見

激しい感情の流れもなく、会社と対峙して生きます。 仲間でさえ

信用してはならない、と忠告を受けながら。

 

偽造パスポート、殺人の依頼、身辺警護、盗聴器などなど、

アジアの裏社会の様子が、香港の熱気を帯びた景色、澳門の

光と喧騒と相まってアクション映画を見ているようです。これが、

とある日本の会社が親玉となって進めている事だと思うと、

フィクションでありながらも背筋が寒くなります。

 

緊張したやりとりの中で、女性たちの存在は重要な役割を果た

しています。昔の初恋の相手、真鍋。現在の恋人、由記子。

香港法人の秘書、森川。頭が良く、1人でも充分やっていけそうな彼女らは、優一に対して素直に愛情や好意を表現をしています。優一に巻き込まれ、危険な状態になろうとも自分の力で道を選び、進んで行けるだけの強さと賢さを持っています。

 

シェイクスピアの戯曲『マクベス』になぞらえた、1人の男の数奇な運命。陰謀と感情が渦巻く世界の中で、限りなく孤高に生きる男

の物語であり、女性への愛を捧げる物語でもあります。緊迫に

満ちた裏取引やアクションシーンの描写は、目の裏にハッキリと

浮かび上がり、彼らがいる場所の片隅に居合わせているような

気分になるほど。物語の世界観にグングンと引き込まれていく、

読みがいのある物語です。

 

先週立てたこの1週間の目標は

●1日1記事を更新する

●イラストに色をつける

でした。無事に達成することができました!

次の一週間も、同じように更新することを自分の目標にします。

 


〈今週 読了した本〉

『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』

『タイニーストーリーズ』

『ルドヴィカがいる』

『ぶたぶた図書館』

『タクアンの丸かじり』
『キミは何のために勉強するのか』

 

〈現在 読書中の本>

『デザインの仕事』

 

〈今週購入した本〉

『ぶたぶた図書館』

『タクアンの丸かじり』
『キミは何のために勉強するのか』
『本を読む本』
『魯山人味道』
『遅読家のための読書術』
 

 

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