昨日は末っ子の幼稚園の運動会でした。

日頃の成果を出し切った子どもたちの笑顔に癒された

一日でした。

 

みなさんはどんな1週間を過ごされましたか?

 

今週、印象に残った一冊をご紹介します。

似鳥 鶏さんの『迫りくる自分』です。

 

 

総武線で隣を並走する電車に乗っていた、自分に瓜二つの男。
後日その男と再会した俺は、気づけば犯罪者にされていた。
顔が似ている事で周到に仕組まれた冤罪。あいつの正体は?
目的は?日常を奪われた俺の必死の逃走劇が始まる。

 

身に覚えのない婦女暴行の罪で、任意同行を求められた俺、
本田理司。自分は絶対にやっていない!
そういえば数日前に会った、自分にそっくりなあの男と
会話を交わしてからおかしなことが続いていた。
本当の犯人はあいつなのでは。

警察に説明するも、取り合う様子もない。
これでは、説明してもしらばっくれているか、冗談を言っている

としか取られないだろう。すると自分は、自分によく似た顔の

人物の罪をかぶることになる。そして、別に犯人がいることを

証明するのは不可能に近い。

 

追い詰められた本田は、アパートの2階から、ダイハード

よろしく窓を突き破って飛び出します。そしてビルの裏手から

階段を上り、アクション映画のようにビルからビルへと飛び

うつるのです。


普段から体を鍛えているわけでもない一介のサラリーマンが
よくもまあこんなに動き回れるものです。

逃げながらも、周囲に目を配り、警官がやってくる方向を予測し、
トラックの荷台に飛び降り、そのトラックが走り出したために
その場は何とか切り抜けます。しかし、トラックに積んでいた

のは有刺鉄線。左足の太ももに傷を負います。

 

公園の公衆便所で隠れる、100円ショップで変装と傷の手当てに必要な買い物をする、ネットでニュースを確認する以外は

極力携帯の電源を切り、自分の位置を確定させないように

する…

などなど逃走についての情報が満載で、何かの時には参考に

なるかも?警察に追い詰められている状況で、しかも満身創痍。
よくこんなに頭がまわるものだよなあ、と感心します。

 

しかし、怒りすぎると頭がしんとしてつめたくなることもあります。
または警察に追い回されている犯罪者、というレッテルが

貼られた事により、最底辺に落ちたのだから、あとはあがるだけだ、と腹をくくったのかもしれません。ですから、ケガをしていても、警察の手がすぐそばに来ていても、ヤクザを利用してでも、

自分を罪に陥れた犯人を捕らえるのだ、ということを支えにして

立っていることができたのでしょう。

 

主人公が、もとは客先にも会社にも信望の厚い、穏やかな

人間であることもこの話をよりいっそうおもしろくしています。

真面目な人間を怒らせるとどうなるか、といった観点からも

楽しめるかも。何せ、最初の頃とラストのあたりの本田の

描写は、姿も言動も別人のようになっていますから。

 

自分を冤罪に陥れた犯人を、本田が追い詰めていく

クライマックスは、手に汗握ります。
最後の最後まで気を抜くことができません。まさにハラハラ

ドキドキのエンタテイメント小説。知らないところで知らないうちに傷付けていた誰かが、あなたの元に復讐にやってくるかも

しれません。

 

先週立てたこの1週間の目標は

●1日1記事を更新する

●イラストに色をつける

でした。無事に達成することができました!

次の一週間も、同じように更新することを自分の目標にします。

 


〈今週 読了した本〉

『検察側の罪人』上

『検察側の罪人』下

『すごいトシヨリBOOK』

『時間を忘れるほど面白い 人間心理のふしぎがわかる本: 

なぜ私たちは「隅の席」に座りたがるのか?』

『たった一週間で 身長を3センチ伸ばし 

ウエストを5センチ減らす 骨盤・背骨ストレッチ』

『海の見える街』

 


〈現在 読書中の本>

『流』

 

 

〈今週購入した本〉

『勉強の哲学』

『侵略する豚』

『すごいトシヨリBOOK』

『明日の色』

『トーキョー・クロスロード』

『時間を忘れるほど面白い 人間心理のふしぎがわかる本: 

なぜ私たちは「隅の席」に座りたがるのか?』

『海の見える街』

『湖底のまつり』

『たった一週間で 身長を3センチ伸ばし 

ウエストを5センチ減らす 骨盤・背骨ストレッチ』