子供たちの学校や幼稚園生活がはじまって2週間たち
ようやくリズムを取り戻してきました。
自分も本読みやレビュー書きに、時間を多く使えそうです。
学校ってありがたいですねえ。
みなさんはどんな1週間を過ごされましたか?
今週、印象に残った一冊をご紹介します。
米澤 穂信さんの『満願 』
です。
| 満願 (新潮文庫) [ 米澤 穂信 ]
723円
楽天 |
人を殺め、静かに刑期を終えた人妻の本当の動機とは。
驚愕の結末を迎える表題作をはじめ、交番勤務の警官や
在外ビジネスマン、美しい中学生姉妹などが遭遇する
6つのミステリ短篇集。
大学時代に世話になった下宿先の奥さん、妙子が人を殺めた。
司法試験に合格し、弁護士となった藤井は、彼女の弁護を
担当する。しかし、夫が病死したことを告げると、妙子は
告訴を取り下げた。
夫の借金のトラブルにより、金融業者を刺殺した妙子。
状況証拠も物的証拠も揃っているのに、どうも腑に落ちない
藤井は過去の記憶をたぐる。
藤井の勉強が煮詰まっている時には夜食を作ってくれたこと。
時には話し相手となって、気を紛らわせてくれたこと。
実家の家宝に誇りを持っていること。
妙子は身の回りのことをきちんとこなし、周囲の状況を
よく見て適切に行動でき、そのことをひけらかすことのない、
控えめながら美しく、賢い女性であることが伺えます。
その彼女が、夫の借金の不始末から、金融業者に体を求められ、
拒んだ際に誤って刺してしまうのです。
金融業者を刺したことにより、妙子が大事にしていた掛け軸にも
血痕が飛び散ってしまいます。
そして、夫が死に、家や家財は差し押さえとなります。
夫の保険金から借金を返済し、刑期も無事に勤め上げた妙子。
彼女が本当に願ったことは何だったのでしょうか。
満願とは、日数を決めて神様にお願いする、その最終日、とあります。
妙子が望んだ誇りや思いは殺人によって失われたのでしょうか。
そうではなく殺人によってそれは守られたのです。
目的のものが手に入ることが可能になる日、それが出所日
となるのです。
そうなるとこの殺人は…
と最後の最後で溜息が出る結末が待ち受けています。
心の底から信頼し、理解していると思った相手だとしても
心の奥の奥までは決して見えない。そんなことを感じさせる
ミステリ短篇集です。
先週立てたこの1週間の目標は
●1日1記事を更新する
●イラストに色をつける
でした。無事に達成することができました!
次の一週間も、同じように更新することを自分の目標にします。
〈今週 読了した本〉
『満願』
『翔んで埼玉』
『大事なことほど小声でささやく』
『やめてみた。』
『もっと、やめてみた。』
『マンガで教養 やさしい仏像』
〈現在 読書中の本>
『満願』
〈今週購入した本〉
『やめてみた。』
『もっと、やめてみた。』
『マンガで教養 やさしい仏像』
『流』
『クール・キャンデー』
『愛なんて嘘』
『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則』
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テキスト長めのブックレビューやってます(^ε^)♪

