春は出会いと別れの季節ですね。
先日、月末で退社する後輩の歓送会に
参加しました。
20代、40代、60代の女性が4人。
これだけバラつきのある人たちがこんなに
盛り上がれるなんて、会社っておもしろいところだなあと
つくづく感じました。
4人でワインを3本。5年前なら4本はいってたな。
おいしいワインでした。
後輩の、これからの明るい未来に乾杯!!
みなさんはどんな1週間を過ごされましたか?
今週印象に残った一冊を紹介します。
それは中室牧子さんの
『「学力」の経済学』です。
「学力」の経済学
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「ゲームは子どもに悪影響?」
「子どもはほめて育てるべき?」
「勉強させるためにご褒美で釣るのっていけない?」
個人の経験で語られてきた教育に、科学的根拠が決着をつける!
一部の教育者やコメンテーターが語る教育論。
これは果たして事実なのでしょうか?
「教育経済学」を研究する著者は徹底的に科学的分析を
実施します。というか、日本では子どもの成績と行動や環境に
ついて、データを集計し、分析し知見を得る、ということが
まだまだできていないそうで、まずはデータをもらえないことも
多くあるそうです。
そこで、この分野では先進的な、アメリカでの実験データを用いて
説明しています。
この合理的加減は、アメリカっぽいなあと思いますが、
「教育」は「投資」です。お金や手間をかけて育った子どもたちが
将来どのくらいお金を稼いで社会に還元するか。
国にとってどれくらい経済効果をもたらすのか。
「そんなのわからない」「人による」とか日本政府は言いそう
ですが、アメリカは研究者が徹底的に分析し、知見を得て、政府に
報告。そうすると政府は「じゃあ教育にはこんだけ予算つければ、
10年後には○○ドル稼げる若者がこれだけいるわけね」
となる。理由を問われた場合には、データを出せば一目瞭然です。
データによってわかる点はほかにもいろいろあります。
たとえば「ゲームは子どもに悪影響?」という点について。
これもテレビのコメンテーターなんかは、少年事件と結びつけて
まことしやかに「ゲームばかりやっているから暴力性が
高まった」などと発言したりしています。
こちらについての調査結果は、「影響はほとんど見られない」
そうです。
ちなみにゲームをやめたら勉強時間が増えるのか、という調査では
一時間ゲームをやめさせたところ、女子は最大2.70分、男子は最大1.86分、
勉強時間が増えたそうです(ガクッ)。
ちなみに一時間程度のゲームはストレス解消やリフレッシュ効果も
あるそうで、暴力的なゲームをやったとしても、影響はほとんどなく
子どもたちはあくまでゲームとして楽しんでいるだけとか。
これも、専門家と称する人やキャスターがもっともらしく語る内容、
つまりメディアなどから「思い込まされていた」情報と異なるのです。
この「思い込まされていた」という事実に気づいて、自分としては
驚きました。
日本においての「教育」は聖域扱いだかなんなのか、精神論的な
ことが多く言われている中、客観的なデータを踏まえて教育を
考える、というのは新しい視点を与えられたようで非常におもしろいです。
お子さんをお持ちの方はもちろんのこと、そうでない方にも
楽しめる内容だと思います。
先週立てたこの1週間の目標は
●1日1記事を更新する
●イラストに色をつける
でした。無事に達成することができました!
次の一週間も、同じように更新することを自分の目標にします。
〈今週 読了した本〉
『「学力」の経済学』中室牧子著
『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室 』 キャスリーン・フリン (著), 村井理子 (翻訳)
〈現在 読書中の本>
『本にだって雄と雌があります』 小田正久仁著
〈今週購入した本〉
『「学力」の経済学』中室牧子著
『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室 』 キャスリーン・フリン (著), 村井理子 (翻訳)
『私たちは生きているのか?』森 博嗣 著
『あきない世傳金と銀3 奔流篇』高田 郁 著
『うそうそ』『ちんぷんかん』畑中 恵 著
『県警外事課 クルス機関』柏木 伸介 著
『宇宙兄弟30』小山宙哉 著
『ねことじいちゃん2』ねこまき 著
買いすぎました・・・
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