三井住友銀行は、園田支店(422)、富田林支店(163)、ウッディタウン支店(395)、生駒支店(773)の各店舗について、BIB化を行った或いは行います。


 ※上記の括弧内の数字は、店番を示しています。

園田支店(店番422)→伊丹支店、グンゼタウンセンターつかしん店、阪急園田出張所


園田支店の出入り口と、園田支店に貼り付けられていたBIB化とグンゼタウンセンターつかしん店の新設を告知する掲示物。令和7年(2025年)7月11日金曜日、筆者撮影。
園田支店の出入り口と、園田支店に貼り付けられていたBIB化とグンゼタウンセンターつかしん店の新設を告知する掲示物。
令和7年(2025年)7月11日金曜日、筆者撮影。

園田支店を伊丹支店のBIB化。また、商業施設「グンゼタウンセンターつかしん」ひがしまちに新たな営業拠点を設置。園田支店の近隣に無人ATMを設置。


令和7年(2025年)8月18日月曜日付けでBIB化を実施し、同日付けでグンゼタウンセンターつかしん店を新設。


令和7年(2025年)7月28日月曜日付けで、無人ATMコーナーとして阪急園田出張所を新設済み。


従来の園田支店の所在地は、〒661―0953 兵庫県尼崎市東園田町9丁目18番9号。園田駅から北西に150メートル先。


従来の園田支店のATM営業時間は、平日と土曜日が24時ちょうどまで、日曜日が21時ちょうどまで。


最後の営業日である8月15日金曜日は、ATMコーナーの営業を16時ちょうどを以て終了。以後はATMコーナーの利用不可。


従来の園田支店のATMコーナーはBIB化と伴に閉鎖され、継続運用は行わない。


従来の園田支店から道路や線路を挟んで北に約100メートルの場所に、無人ATMコーナーとして阪急園田出張所を設置済み。


園田支店の新しい所在地(伊丹支店の所在地)は、〒664―0851 兵庫県伊丹市中央3丁目5番23号。伊丹郵便局前交差点から北西にすぐ。伊丹駅(伊丹線)から東に300メートル先、伊丹駅(JR宝塚線/福知山線)から西に480メートル先。


グンゼタウンセンターつかしん店の所在地は、〒661―0001 兵庫県尼崎市塚口本町4丁目8番1号。商業施設「グンゼタウンセンターつかしん」ひがしまち1階。稲野駅から南東に300メートル先、猪名寺駅から南西に400メートル先。


阪急園田出張所の所在地は、〒661―0953 兵庫県尼崎市東園田町4丁目96番6号。Sビルディング1階。


 商業施設「グンゼタウンセンターつかしん」ひがしまち南館の1階には、かつて(少なくとも令和2年(2020年)1月25日まで)三井住友銀行が「つかしんタウン出張所」として無人ATMを設置していました。(三菱UFJ銀行などが無人ATMを設置している箇所の付近)今回の店舗新設で、ATMが復活するといえます。




富田林支店(店番163)→藤井寺支店、エコール・ロゼ富田林店


富田林支店に貼り付けられていた、BIB化とエコール・ロゼ富田林店の新設を告知する掲示物。令和7年(2025年)7月14日月曜日、筆者撮影。
富田林支店に貼り付けられていた、BIB化とエコール・ロゼ富田林店の新設を告知する掲示物。
令和7年(2025年)7月14日月曜日、筆者撮影。

富田林支店を藤井寺支店のBIB化。また、商業施設「エコール・ロゼ」に新たな営業拠点を設置。


令和7年(2025年)8月25日月曜日付けでBIB化を実施し、同日付けでエコール・ロゼ富田林店を新設。


現在の富田林支店の所在地は、〒584―0093 大阪府富田林市本町18―27。富田林駅から東に100メートル。


現在の富田林支店のATM営業時間は、平日と土曜日が24時ちょうどまで、日曜日が21時ちょうどまで。


8月22日金曜日は、ATMコーナーの営業を16時ちょうどを以て終了。また、8月23日土曜日と8月24日日曜日は、工事の実施に伴いATMコーナーの営業を終日休止。


現在の富田林支店のATMコーナーは、8月25日月曜日から富田林出張所として、継続運用する。


富田林支店の新しい所在地(藤井寺支店の所在地)は、〒583―0027 大阪府藤井寺市岡2丁目9番22号。藤井寺駅から北に約200メートル。


エコール・ロゼ富田林店の所在地は、〒584―0082 大阪府富田林市向陽台3丁目1番1号。商業施設「エコール・ロゼ」2階。





ウッディタウン支店(店番395)→三田支店、イオンモール神戸北店、えるむプラザ出張所


ウッディタウン支店に貼り付けられていた、BIB化とイオンモール神戸北店の新設を告知する掲示物、ATMコーナーの営業終了とえるむプラザ出張所の新設を告知する掲示物。令和7年(2025年)7月13日日曜日、筆者撮影。
ウッディタウン支店に貼り付けられていた、BIB化とイオンモール神戸北店の新設を告知する掲示物、ATMコーナーの営業終了とえるむプラザ出張所の新設を告知する掲示物。
令和7年(2025年)7月13日日曜日、筆者撮影。

ウッディタウン支店を三田支店のBIB化。それに伴い、ウッディタウン支店のBIBであるフラワータウン出張所も、三田支店のBIBに。また、商業施設「イオンモール神戸北」に新たな営業拠点を設置。ウッディタウン支店の近隣に無人ATMを設置。


令和7年(2025年)8月25日月曜日付けでBIB化を実施し、同日付けでイオンモール神戸北店を新設。


令和7年(2025年)8月12日火曜日付けで無人ATMコーナーとしてえるむプラザ出張所を新設。


現在のウッディタウン支店の所在地は、〒669―1322 兵庫県三田市すずかけ台2丁目3番1号。商業施設「えるむプラザ」1階。


現在のウッディタウン支店のATM営業時間は、平日と土曜日が24時ちょうどまで、日曜日が21時ちょうどまで。


最後の営業日である8月22日金曜日は、ATMコーナーの営業を16時ちょうどを以て終了。以後はATMコーナーの利用不可。


現在のウッディタウン支店のATMコーナーはBIB化と伴に閉鎖され、継続運用は行わない。


現在のウッディタウン支店と同じ商業施設「えるむプラザ」1階の中で場所を変えて、無人ATMコーナーとして「えるむプラザ出張所」を新設。現在のウッディタウン支店から南東に約80メートルの「阪急オアシス」前。


ウッディタウン支店の新しい所在地(三田支店の所在地)は、〒669―1259 兵庫県三田市中央町4―1。三田市役所前交差点の北東角。三田駅(三田)から北西に約334メートル。


イオンモール神戸北店の所在地は、〒651―1515 兵庫県神戸市北区上津台8丁目1番1号。商業施設「イオンモール神戸北」1階。


えるむプラザ出張所の所在地は、〒669―1322 兵庫県三田市すずかけ台2丁目3番3号。商業施設「えるむプラザ」1階、「阪急オアシス」前。


 商業施設「えるむプラザ」1階には、現在のウッディタウン支店の直ぐ南側に池田泉州銀行の「三田ウッディタウン支店」が隣接して位置しています。
 また、ウッディタウン支店は令和元年(2019年)12月2日月曜日まではウッディタウン出張所となっていました。有人か無人か、店番の付与を受けているかいないか、といった違いこそあるものの、ニュータウンであるウッディタウンに位置する三井住友銀行の営業拠点が、約5年半ぶりに再び出張所のみになることとなります。




生駒支店(店番773)→学園前支店、近鉄百貨店生駒店


生駒支店の出入り口と、生駒支店に貼り付けられていたBIB化と近鉄百貨店生駒店の新設を告知する掲示物。令和7年(2025年)7月14日月曜日、筆者撮影。
生駒支店の出入り口と、生駒支店に貼り付けられていたBIB化と近鉄百貨店生駒店の新設を告知する掲示物。
令和7年(2025年)7月14日月曜日、筆者撮影。

生駒支店を学園前支店のBIB化。また、商業施設「近鉄百貨店生駒店」3階に新たな営業拠点を新設。


令和7年(2025年)9月8日月曜日付けでBIB化を実施し、同日付けで近鉄百貨店生駒店を新設。


生駒支店の現在の所在地は、〒630―0257 奈良県生駒市元町1丁目13番1号。「グリーンヒルいこま」 1階。生駒駅から西に約80メートル、鳥居前駅から北に約20メートル。


現在の生駒支店のATM営業時間は、平日と土曜日が24時ちょうどまで、日曜日が21時ちょうどまで。


9月5日金曜日は、ATMコーナーの営業を16時ちょうどを以て終了。また、9月6日土曜日と9月7日日曜日は、工事の実施に伴いATMコーナーの営業を終日休止。


現在の生駒支店のATMコーナーは、8月25日月曜日から生駒出張所として、継続運用する。


生駒支店の新しい所在地(学園前支店の所在地)は、〒631―0036 奈良県奈良市学園北1丁目1番100号。「ル・シエル学園前」1階及び2階。学園前駅から北に約10メートル。


近鉄百貨店生駒店の所在地は、奈良県生駒市谷田町1600。「近鉄百貨店生駒店」3階。生駒駅から北に約70メートル、鳥居前駅から北東に約230メートル。





雑感

 最後に。近畿以外にも目を向けると、令和7年(2025年)11月10日月曜日付けで緑園都市支店(店番298)を二俣川支店のBIB化を行うことなどが発表されています。この緑園都市支店は、平成26年(2014年)10月20日月曜日付けで出張所から支店へ変更となった営業拠点です。ちなみに、同じく緑園都市支店を設置していたみずほ銀行は、平成25年(2013年)3月11日月曜日付けで同じく二俣川支店のBIB化を行っています。

 過去のBIB化にも目を向けると、以前取り上げた別府支店(店番433)も平成19年(2007年)4月2日月曜日付けで出張所から支店へ変更となった営業拠点でした。

 今でこそネットバンキングなどが発達しインターネットからあらゆる取引が可能になりましたが、とりわけネット銀行でない銀行の取引において有人の店舗が欠かせなかった時代においては、有人の店舗が街にあることはその街で生活を送る上で大事な観点だったと思います。また、出張所から支店に変更となることは、その店舗がもつポテンシャルや存在意義、顧客数などが評価されてのことだったと思います。

 ネットバンキングなどが発達した今となっては有人の店舗が必ずしも必要となくなり、また店舗の役割も大きく変わりつつあります。店舗そのものの評価として、支店と有人の出張所を区別することに意味は無いですが、一方で一度は出張所から支店となり、そして独立した支店から他の支店のBIBになるという流れは時代の流れを感じます。一度は出張所から支店に変更されるにあたって、出張所ではなく支店が適切だとする判断が為されたはずであり、判断点にはその街の規模なども含まれていたでしょう。かつては出張所から支店に変更するに相応しいとされた規模が、時代を経るにつれ単独の支店として運営するに足りないものへと変わっていったと思うと、寂しいですね。

 三井住友銀行が積極的に進めている商業施設への出店。これは「ストア店」とされており、さらに支店ではなく出張所に分類されています。つまり、ストア店は店番の付与こそ受けていないものの有人の出張所と言えるわけです。店番の付与有無を不問にすれば、有人の出張所という存在はこれから寧ろ身近な存在になっていくことは明らかです。今や出張所といえば無人ATMコーナーと同義になりつつありますが、その中で有人の出張所があるということは、そうでない街と比較する上である種のステータスといえた側面もあると思います。

 支店がある。有人の出張所がある。そうしたことが街を比較する上での判断点になる時代は、ネット銀行などの台頭で過ぎ去りつつありますが、名実ともに終わる時代はそう遠くなく、むしろかなり近いのかもしれません。