二十四節気の「立秋」は、暦の上では秋の始まりです。
けれど、実際には、一年でもっとも暑さが厳しい頃、
最近の猛暑では「秋なんて、まだまだ先」と感じる方も多いでしょう。
それでも、季節は確かに次へ向かっています。
目には見えなくても、自然は少しずつ次の準備を始めているのです。
恋も、それとよく似ています。
恋をしたばかりの頃は、相手のことしか見えません。
会えただけでうれしい。
メッセージが届くだけで笑顔になる。
そんな時間は、とても幸せなものです。
ところが、その気持ちが少し落ち着いてくると、今まで見えなかったことが少しずつ見え始めます。
返信の間隔
言葉の温度
一緒にいるときの居心地・・
今までは気にならなかった小さなことが、少しずつ心に残るようになります。
そして何より
自分自身の気持ち。
「この人といる私は、自然に笑えているだろうか?」
「無理をしていないだろうか」
「本当に、この恋を続けたいと思っているのかな」
恋の始まりは、相手を見る時間です。
でも、その先に必要なのは、自分の心を見る時間なのかもしれません。
恋愛が苦しくなると、多くの人は相手の気持ちを知りたくなります。
「私のことをどう思っているの?」
「この恋はうまくいくの?」
もちろん、それも大切なことです。
恋愛は、相手を知ることから始まります。
幸せな恋へ進むために、まず大切なのは、自分自身を知ることです。
恋をしていると、つい相手の心ばかり見つめてしまいますが
本当に見つめたいのは、自分自身の心なのかもしれません。
だから立秋は
恋の答えを探す季節ではなく、
自分の心の声を聞く季節。
暑さはまだ続きます。
でも心は、
少しずつ次の季節へ向かい始めています。
一つだけ、自分に聞いてみてほしいことがあります。
「私は、この恋で幸せだろうか?」
意外と、この問いにはすぐに答えが出ない場合があります。
好きという気持ちが強いほど、自分の本音が見えなくなることがあるからです。
少し時間がたつことで、
「あのときは寂しさを埋めたかっただけだった」
「本当は安心できる関係を求めていた」
そんな気づきが訪れることもあります。
気持ちが変わったのではありません。
心の奥にあった本当の望みが、少しずつ見えてきただけなのです。
だから、恋の答えを急がなくてもいい。
不安になったからといって、すぐに結論を出さなくてもいい。
心は、急かされるほど本音を隠してしまいます。
立秋になっても、暑さはすぐには終わりません。
それでも季節は、静かに次へ向かっています。
私たちの心も同じです。
昨日と今日で大きく変わることはなくても、少しずつ整理され、
少しずつ本当の気持ちに近づいていきます。
だから今は、答えを探すよりも、自分の心に耳を傾けてみてください。
焦って前へ進むことよりも、
立ち止まって自分を見つめる時間が、未来の幸せにつながることがあります。
立秋は、恋の結論を出す季節ではありません。
恋を通して、自分の本当の望みに気づき始める季節
相手の気持ちを追いかけていた心が
少しずつ自分自身へ向いていく・・
その小さな変化は
夏から秋へと季節が移り変わるように
とても静かで、とても自然なものです。
その気づきが、あなたらしい恋の始まりになるのかもしれません。
























