◆二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」は、種をまく季節
田んぼには小さな苗が植えられ、畑には新しい種がまかれます。
けれど、種をまいたその日に実りを手にする人はいません。
土の中で根を張り、雨や風を受けながら、ゆっくりと育っていきます
人生も 似ているのかもしれません
◆こんな相談を受けることがあります。
「子育ても ひと段落してきました。
振り返ると、自分の人生は何だったのだろうと思うことがあります」
特別な成功をしたわけでもなく
夢を叶えたわけでもない。
気がつけば、そんな気持ちを持つ方もいます。
40代や50代は ふと立ち止まる瞬間があります。
若い頃に思い描いていた人生
やりたかった仕事
叶えたかった夢
その頃の自分と今の自分を比べてしまい
「結局、私は何者にもなれなかったな・・・」
そんな言葉が心に浮かぶこともあるかもしれません。
◆SNSを見ると 華やかに活躍している人ばかり 目に入ります。
自分の店を持った人。
好きな仕事で成功している人。
多くの方から共感や支持を集めているように感じます。
それを見るたびに
自分だけ が取り残されたような気持ちになることがあります。
けれど、本当にそうなのでしょうか・・・
◆鑑定をしていると、人生にはそれぞれ違う季節があることを感じます。
若いうちに才能を開花させる人もいます。
一方で、50代や60代になってから本来の力を発揮する人もいます。
運の流れも、人の成長も決して同じではありません。
早く咲く花もあれば、ゆっくり咲く花もあります。
どちらが優れているということではないのです。
◆私たちはつい、今見えている結果だけで人生を判断してしまいます。
けれど、芒種の頃に植えられた苗を見て
「まだ実っていないから失敗だ」
と言う人はいません。
今は育つ途中なのです。
それでも 自分自身の人生になると
まだ途中なのに 終わったような気持ちになってしまうのです
◆40代や50代は、決して人生の終わりではありません。
むしろ、これまでの経験という土壌ができあがり
新しい種をまくことができる時期でもあります。
子育てを頑張ってきた人
家族を支えてきた人
仕事を続けてきた人
その時間は決して遠回りではありません。
見えないところで根を張り続けてきた時間なのです。
もしも今
「何者にもなれなかった」
と思っているならば
それは何者にもなれなかったのではなく
まだ実りの季節が来ていないだけなのかもしれませんよ。
芒種の種が、秋になって初めて実るように
人生にも、それぞれの実りの時があります。
◆今のあなたは、まだ途中の道を歩いているところです。
思うように進めない日があったとしても、少しずつ確かに積み重ねられているものがあります。
そして今日という一日もまた
気づかないうちに未来の自分へ贈る、小さな種をまいている時間なのかもしれません。
焦らなくても大丈夫です。
その種は、あなたのペースでゆっくりと育っていく
今のあなたは終わりではなく、育っている途中なのです。























