灼熱45度。忘れられないチェンナイの夏を身体に叩き込む。 | patrickのブログ

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後三日。この南インドで働けるのも後三日となった。いよいよ帰るんだ。

変な話、そこまで迫っているのに、未だ実感が沸かない。


もう、これでもかの灼熱の太陽が容赦なく頭上に輝く。それも真上からだ。



その太陽はまぶしさくて目を細めてもボンヤリとすら見ることができない。

イメージだけど真上を見ると空全てが太陽なんだ。

チェンナイの夏は忘れたくても忘れられない経験。。。この4月にパトリックは4回目を経験している。

(この写真はパトリックの濃いブリーン系のレンズのサングラスを通して太陽を撮影。)


12月から3月までがとても過ごしやすい(こちらの人は冬と思っているが、私達には春)だけに、

4月に入ってからの、いきなりの 気温+湿度 ロケット打ち上げには参る。

その落差には、とても身体の調整が付いて行けない。


パトリックは決意した。逃げないと決意した。無謀にも灼熱の太陽に挑戦する事とした。

この炎天下、工場の周りをぐるっと歩き、その暑さを身体に刷り込む事とした。

待ってろチェンナイの太陽、パトリックの熱く燃えたぎる情熱で、逆にお前をギャフンと言わせてやる。


じゃ行くよ。バックルアップだよ。でもね、今日はパトリック一人で行く。とても君を一緒に連れては行けない。もどってきたら、思いっきり身体を冷やしてパトリックに抱きついて。絶対だよ。


じゃ、出発だ。行って来ると事務所を飛び出した。


うお、真っ先に目に飛び込むのは、親会社のバックヤード。ここから素材としてコイルが運び込まれてくる。もう南国の空港に小型機で到着したイメージだ。

事務所を飛び出て右を見ると、会社への入り口(正門)から、事務所入り口前までの景色

(事務所が一番奥に設置されている。親会社と一番近い位置に事務所が有る。)。


事務所を出て左に曲がり、親会社との間のココナッツ並木道。朝夕素晴らしく気持ち良いし、夜なんかは深いコバルトブルーや、満天の星空がとにかくロマンチックなこの道も今は地獄への一本道。

幸いベンガル湾からの風が吹いてくれる。体感温度は6~8度は軽く下がると言われる。

ココナッツの木を見上げると、空は真っ青。グリーンのブルーのコントラストがなんとも美しい。

周りをぐるっと見ても、こうして真っ青。

これこそが雲だって主張しているみたいだ。一つ一つの雲が、すごく くっきりと見える。

マンゴ園の入り口。マンゴもだいぶ育って来た。5月からはシーズンだ。

我社のバックヤード。いつもここを見るとゴルフアプローチを練習したくなるが、今日は駄目、止めて置く。

工場の裏側。。。。このバックヤードを正門から事務前までに持ってくれば、来られる方には

ちょっとした安らぎの景色となろうに、私達従業員しか知らないのは、かなりもったいない。

ん、会社のロゴが青空に映える、 ’’ASPI’’ とても良い名前だし、音の響きが良い。

さあ ASPI 、

大空に飛びたて、雲海を超えて、輝く未来に向けて高度を上げよう。

インド狭しと製品を送り出そうじゃないか。立地を活かしチェンナイ港からの輸出も伸ばせる。


行け、飛べ ASPI

うわっ、と事務所に駆け込む。。。でも、そこには身体を冷やしたマダムアルファベットもエンジェルも

誰も待ってない。そんな事を期待したパトリックは、この暑さで何か夢か幻を求めただけなのか。。。。


振り向くと。。。怖

笑顔で迎えてくれたのはインド人部下達。

取り囲まれて湿度急上昇。しかも人と人との距離が狭くグイグイ寄ってくる、止めて。。。(冗談だけど)

不快指数200%くらい近くに寄ってくるよ。


それじゃ、とにかく今夜は、いつもよりも長く暑いシャワー浴びて、ベットに飛び込みます。

お休み頑張ったのに、報われず、失意のパトリック。


珍しいけど、なんだか気分が落ち込んでいる。チョッとセンチなのかな。。。。


PS

私は部下達が大好きなので、その点は誤解無きように、念のため。