インド、夜明けのゾンビと 日本・韓国の戦士達。ゴルフサバイバル3 | patrickのブログ

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ピピピピピピーー目覚ましが鳴る。朝3時15分。今の時期はベットから出るのが寒い。

シャワーを流し熱くなるのを待つ。その間にコーヒーを入れる(毎日10~20杯飲むチェーンドリンカー)。


これからのサバイバルに向け兵器を準備する、全て飛び道具だ。

気分はスタローンかシュワちゃん。体中に武器を付けまくる(重くて動けないだろうに)。


弾丸ならぬゴルフボール。バズーカ砲ならぬドライバー、地対空ミサイルならぬフェアウエーウッド、ライフル並みの精度を誇るロングアイアンとUtility、地上戦用ミドルアイアン、そして私の唯一の問題の手榴弾ウエッジ(何本も入れる)、言うこと聞かないワルサー38拳銃パター(俺はルパンか)、を装備する。

ミスショットすると、富士子ちゃーん(やっぱり俺はルパンか)。


そして点呼を駆ける、まるでJRの車掌だ。服装良し、サンバイザー良し、飲み水良し、ゴルフ用メガネ良し、万一のテイシュ良し、着替え良し、今回は下着忘れておらず 良ーーーし。 いざ戦場に向かわん。

(前回着替えの下着忘れて、なんだか下半身フリーで、スースーして内股で歩いた苦い思い出有り。)


朝4時半、ドバイバーが装甲車で待っている。GOGO Sirの男だ。悪い奴では無いが英語が話せない。

彼の遅刻した時の言い訳はいつも同じで、’’マミーが起してくれなかった’’、???ふざけんな だけど

あまりに正直すぎて憎めない。俺は甘い男だ、きっと、そうに違いない、だと思う(村上春樹風again)。





真っ暗闇を車が失踪する、いまだ交通妨害する憎くき牛(マル)やヤギ(アル)も寝ている。順調に走り続ける、疲れで寝たり起きたりを続ける。料金所で起こされる。そこから30分以内にゴルフ場に到着。

いつもの時間だ、朝 5時45分だ。


上を見上げれば満天の星空、下を見るとインド人キャデイ達が寒いと焚き火して周りにたむろしている。

あらかじめ手配したキャデイが居ないと、もうインド人ゾンビが車を取り囲む。ゾンビの手が出てくる。

ごろつきキャデイに囲まれると、そのゾンビ度には参る。暗闇で白目部分と歯しか見えない。女性なら失神するかも。。。女性達よ心配するな、その時は私が抱きしめる(しかしそのゴルフ場には女性は一人も居ない。男達のパラダイス???)。



右はT氏のキャデイ、左はH氏のキャデイだが、H氏が帰国してしまったので、なるだけ

彼を使ってあげる私Patrick。

二人ともゴルフがすっごい上手で、それを見せ付けられると、もう悲しくなるくらい。


今回取り上げるゴルフ上はGuindyでは無い。Edge Waterと名づけられた、3ホール以外は全て水水水の難コースだ。それは本格的で素晴らしいコースレイアウトとインドとは思えぬフェアウエイとグリーンのコンデイション。戦略的で十分評価できるコースで私は朝6時過ぎにそこでテイーオフするのを

心から楽しみにしている。一駄目は暗さのあまりボールがハッキリ見えない。焦点が有ってないが不思議とまっすぐ打てる。要するに普段から見てないのか、きっと。


まさに英国的なリンクスが馬糞コースGuindyなら、このEdge Waterはタイのゴルフ場に近い

コップンカップコースだ。朝早いからサワデイーカップコースかも。


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今日話したいのは、私がチェンナイに来てゴルフを(米国駐在時代のように)もう一度やってみよう、

真剣に取り組もうと思わせた、素晴らしいゴルフ仲間の戦士達を語りたいからだ。


暗闇の中、1m先の相手の顔が見えない。そこに戦士達は集まる。戦い前の炎が背中から出ている。

皆、本気なんだ、負ける気が無い、絶対に勝つ気合が炎となっている。


そうした戦士達、私を動かした言葉が有る。それを語りたい。


(1) ゴルフ上達したいから、好きだから、いつまでも’’悪あがき’’を続ける。(F氏)

   これって、ゴルファーの心を揺さぶる。仕事もそうだし、人生観そのものと思える。

   ブルッと来た。

   そのゴルフの達人とは連休で4日間毎日続けてラウンドした人生初めての人となった。

   死ぬまで忘れないからねーー。しかし、あんたの悪あがきは凄いよ、尊敬。


(2) ゴルフのショットは ’’失敗する勇気を持て’’。(Y氏)

   これって、自分が忘れていた言葉だった。それなりに人よりも上手くボギーペースでは回れる

   私は、無難な自分のゴルフに固まっていた。その殻を破ってくれた。このT氏のゴルフは本物。

   とにかく上手い。一緒に回るとしだいと崩れていく自分。気合入れないと18ホール回りきれない。




ようし、勇気だ。。。。でも 根っからの心配性で 又アプローチ失敗。


(3) ゴルフしないと ’’体がどんどん腐って、自分が何か悪いことをしそう’’(T氏)

   これってゴルファーには共通だろうな。だから、どんなにシンドイ思いしても、辛くても

   朝3時15分に起きてゴルフ場に向かう。彼はファイターだ。その姿勢に感激。


(4) Patrickさんのパターは’’ストロークしてないもん’’(another T氏)。

   私のパターが不調なときに、言いにくい言葉をグサッと言われた、あれは愛だと思っている。

   いつも私達を取りまとめてくれてありがとう。

   私達スマップ(見た目全然違うけど気は若い)のリーダー的な人。


(5) Patrick、’’本番アプローチは全然素振りとちがうよ、こんなになっている(と、物まね上手い)’’   

   (韓国からの300ヤードドライブ戦士 S氏)。

   見るにもおぞましい物まねスイングを見せられる、落ち込むが、これも愛だと思っている。

   私は上海でハンデイ12となったが、コースが短かったのか、中途半端なアプローチをせずに

   済む日々を送ったために、アプローチが大問題なんだ。


(6) 一番偉い人なのに、人一番気配りしてムードメーカーな AnotherT氏のゴルフに対する

   前向きな姿勢に心打たれる。クローズとは言わない、それよりも右45度を向いて300ヤードを

   キャノン砲のように豪快に放つ。もうその’’破壊力にあこがれる’’、だってその人は自分があれだけ

   ゴルフ上手いのに一切それを自慢しないもん。


この6人の戦士に私はチャレンジしている。沢山の事を教わっている。少しづつだが、間違いなく上達

していると思う。


今日も、前半特にドライバーとフェアウエーウッドが こすり玉で弱弱しかった。T氏よりアドバイスを

もらった。テークバックがアプローチのようになっている(要するに肩が回っていない)と。

そこからだ、私は気づいて、私のドラバーは火を噴いた、フェアウエーウッドは目標を捕らえた。

ボギー、パー ペースに戻った。良し、自分に戻った(アプローチ以外は)。


南インドの週末は、もしかすると何も無いかもしれない。でも私は限りなく幸せな男だと思う。

そんな戦士達に巡り合えて、共ににサバイバルゴルフで戦場を駆け巡る。


次回取り上げるけど、馬糞コースGuindyにも大好きなゴルフ仲間二人が待っている。とってもダンデイな二人で、これまた達人達だ。その話は次回に乞うご期待。


好きだよーー。好き(あまり言うとインドでついにホモになったと思われる。でもなってるかも、好きだもん。) これ以上書くとヤバイから、もう寝ます。


ん、ん、コルクお前か?空耳か?


’’違うよ、僕コルク、一緒に遊ぼうよ、Patrickと遊びたいよ、マダムNは散歩に連れて行って

くれるけど、他のメス犬達とも仲良くしているけど、Patrickの耳を引っ張ったり、尻尾をヒッパタリ、

口をおさえつけたり、デコピンしたり、両手両足を思いっきり広げたり、セロテープが有るとそれをオデコに貼ったり、ビニール袋が有るとそれを被せられたり。。。。。。そんなPatrickとの遊びが好きだよ、

じゃ写真送るね’’。




コルク、お前な、マダムNが与える小さな ぬいぐるみ を全部欲張って加えただろう。

悪そうな面構えだ、帰ったら首絞めたる。。。。


いかん、こいつには勝てん、可愛すぎる。

ウイスキー回ってしまった、寝る。。と良いながら右手にワインを持っている。

イッカーン

お休み