重ね煮が美味しい理由は
陰陽という素材の性質を
上手に調和させているからです。

 

 陰と陽とは「なんだろう」 と思いませんか!

 

 実は 東洋に古くから伝わる考え方で
 命あるものを 含む

すべての自然には
「 陰」と「陽」の 流れがあります。

 

 自然のエネルギーは
例えば 昼と夜、
天と地、
太陽と水 というように

陰と陽の 相反する
性質を持つものから
成り立っていると考えます。

 

いずれも前者が静で
抑制的冷やす作用(陰)

 

後者が活動的で、温める作用(陽)

 

と考え、これはさらに
季節や風土 食べ物 人間の体など
あらゆるものに存在していると
考えています。

 

 

 重ね煮は、食物が持つ
陰陽の性質を重ねて煮る ことで
調和させる 料理法です。



 

 

 野菜なら 葉菜、果菜、花菜 などが
陰の素材を下に
根菜のような 陽の素材を
上に重ねます。

 

つまり 鍋の中は
自然界とは逆転して
重ねられています。

 

火を加えると野菜たちは
本来のエネルギーを発揮し
根菜は下に葉菜、
果菜、花菜は上に向かって
個性を ぶつけ合います。

 

こうして持ち味が調和され
重ね煮だからこそその
旨みや甘みが 野菜から引き出されるのです。