こんなにも空が青いことを忘れていたよ。


僕は長い時間、下を向いて歩いていたんだね。

あのとき、僕には光が見えなかった。


下を向いている時が、あまりにも長すぎた。


そのおかげで、君をより一層感じることができる。

こんなにも、空は青く、こんなにも君は温かい。


そして、より一層君を大切に思う。



下を向いたおかげ。

 


見えなかったように思う光はずっとここにあったんだ。


見えなかったのではない。

見ようとしなかった、僕の心。


挿さない光はない。

無駄なことは何もない。








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生まれたての子供のように、波はいつだって透明で僕の心を透かしてみせる。

忘れていた何かを思い出させてくれる。

日々におわれる毎日に。

言葉を発する生き物のつまらない物事の解釈やくだらない会話。


透明だった心に、みんなが色を付けていく。

気がつくと、人の心はさまざまな色に染められて、大切な何かを忘れていく。


人の心のあり方は自由だ。

僕にだって、誰にだって否定する権利もない。

本当に正しいものなんて、この世の中に存在するのだろうか?


僕は時々、正しいものがわからなくなる。

正しいものはわからないけれど、僕には信じたいものがある。

それが僕の中に存在する、正しいもの。


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僕は優しい人間でありたい。

しかし優しさは強さを保てない。

悲しくも、この世界では優しさを利用する人もいる。


僕は強くなりたかった。

誰にも何も言わせない権力を持てば、強さに似たものを得られるかもしれない。

誰にも何も言ってもらえない悲しい強さ。


それはあまりにも空しい。

心の中はぽっかり空になる。


僕は優しさを忘れない人間でありたい。

たくさんの人に助けられて今の自分がいることを忘れない人間。

悔しくて悲しくて、時にはうれしくて泣いた涙。

そんなとき、傍にいてくれたものたち。

僕は一人ではない。

僕は優しさを信じてる。


優しさと強さが手を繋いだ。







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