もののけ姫と言えば
好青年の「そなたは美しい」「共に生きよう」「生きろ」とか名言なイメージ
見た目も爽やかなのに言葉まで前向き過ぎるわ!
あとは山犬な育てられたサン「私は山犬だ!」
と人間と山犬との葛藤がうかがえる
個人的には
山犬のモロですよ
山犬モロお母様
いかにも人間らしい手前勝手な考えだな。サンは我が一族の娘だ。森と生き森が死ぬときはともに滅びる
あの子は人間だぞ!
黙れ小僧!!お前にあの娘の不幸が癒せるのか!!森を侵した人間が、我が牙を逃れるために投げてよこした赤子がサンだ!人間にもなれず、山犬にもなりきれぬ、哀れで醜い、かわいい我が娘だ・・・お前にサンを救えるか!?
すごい。母親としての愛の言葉が詰まっている。
哀れで醜いという部分は、サンが人間に捨てられではなく実の子(山犬)だったら良かったのに…という思いも込められているのか…。それともサンの中の葛藤の部分をさしているのか…
人間に捨てられて哀れ?
人間の姿をしているから醜い?
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そして…サンが祟り神になりそうな時には
「私の娘を返せ!」と立ち向かう。
命と向き合うセリフも印象的…
私の体にも人間の毒つぶてが入っている。ナゴは逃げ、私は逃げずに自分の死を見つめている
貴奴(きやつ)は死を恐れたのだ。今の私のように
サンが乙事主の元へ行く時も…
それでいいよ・・・お前にはあの若者と生きる道もあるのだが
アシタカと共に…山犬として生きるのではなく、憎んでいるはずの人間と共に生きる事も悟る。
山犬として森と共に滅んぶ事をアシタカに伝えたが、やはり娘の生きる事を望む…
母親としての思い尊敬というか迷いというか本当にサンをわが子として愛してるんだなぁ…
包帯で巻かれた姿で疫病?(ハンセン病?)と思われる皆さんから「長」と呼ばれている男性の言葉
お若い方、わたしも呪われた身ゆえ、あなたの怒りや悲しみはよくわかる。わかるがどうかその人を殺さないでおくれ。その人はわしらを人として扱ってくださった、たった一人の人だ。わしらの病を恐れず、わしの腐った肉を洗い布を巻いてくれた。
生きることはまとこに苦しく辛い。世を呪い人を呪い、それでも生きたい。
どうか愚かなわしに免じて・
なんかもう。
生きるってなんだろう。
もがき苦しみたながらも生きる道を探すのが人生なのか…などなど
生と死
生きていくとは
愛とは
ギュッと色んな事が詰まったもののけ姫…
落ち込んだ時にはふと観たくなります。
月日がたち、サンと同い年(多分)だった私もモロと同じ母となり、サンを思う言葉に感銘を受けたけど…
また、月日がたち死を今より近い(年齢や病など)
存在に感じた時は
モロの様に怯えながらも最後まで母親らしく、自分らしく腐らずに見つめられたらカッコイイな。
多分、いや絶対無理だけど…