ヘタリア小説☆☆  ノル×アイス | 亜胡・・☆のブログ

ヘタリア小説☆☆  ノル×アイス

小説です^^




注意::           BL、ヘタリアを知らない人はすぐにお逃げ下さい。


               ノルが標準語です><

           

               大丈夫さ!!と言う人はどうぞ。








~~だけど嫌じゃない~~

「お兄ちゃん」

「やだ」

「お兄ちゃん」

「やだ」

アイスが弟だと分ってから、ずっとこのやり取りが続いている。

いつもの北欧のメンバーは空気を読んでかそうでないのか。

2人きりになることが最近多い。

いつも集まるのは自分の家。アイスといつもココで2人きり。

「お兄ちゃん」

「やーだ」

「o・・」

「やだ」

「まだなにもいってないじゃん・・・・・」

「どうせ「「おにいちゃん」」

「ほら。」

「昔は言ってたじゃん」

「昔は昔。いつになったら起きる気?」

そう。昨日は飲みすぎて、(わざと強いの飲ませたんだけど、)歩ける状態じゃなかったから泊めた。

(ちょっと強引に)

一人暮らしだから、ベッドは一つしかない。

アイスはソファーで寝るって言い張ってたけど、ココは常に寒い。季節的に想像するだけでも凍えそう。

それで、今。

どこぞの島国と違って隣に誰かいるだけで発情したりしないから何も無かったけど。

「日が昇ったら」

「なんで?」

「寒いから」

「じゃあ、一人でそうしてて。僕もう帰るから」

「なんで?」

「ココにいてもなんもないし。」

「寒いよ?」

「別に・・・・・。なれてるし」

そういってベッドから出ようとする。

その様子を眺める。

床の冷たさに、アイスの肩が震える。

「ココにいればいいのに」

アイスがうらめしそうに俺をにらむ。

それを無情で見る。

「「・・・・・・・・・」」

「何?」

「ココにいればいいのに」

「・・・・・・やだ」

「・・・・・・なんで?」

「・・・・・・なんか」

「・・・・・・嫌い?」

「・・・・・・なにが?」

ふりかえったアイスを引っ張ってベッドにもどす。

「やめてよ」

「やだ」

「なんで?意味わかんない」

「ふ~ん」

「・・・・・・・・・・・・・」

「さっきの、何?」

「さっきって?」

ベッドにはもどしたけど、布団はかけてあげない。

アイスが恨めしそうに見ている。

「いじわる」

そんなにいうなら。布団にいれてあげた。

「さっきって?」

「嫌いっていうの」

よっぽど寒かったのか、顔を見られたくないのか、腕枕の状態。

「・・・・・・アイスは俺のこと嫌いなのかなって」

「・・・・・・・」

「なんか言わないの?」

「・・・・・・・」

アイスが近くにいすぎて顔が見えない。

・・・・・じれったい。

腕をはずして片手をアイスの手に指をからませてつなぐ。

もう片方は腰にまわして逃げられないようにする。

「やめて。はなして」

「やだ」

「はなしてよ分けわかんない・・はなして」

「やだ」

じたばたと動く。でも、意味無し。どこぞの島国風に言うとダメージ0

「やだ・・・・・」

アイスは動くのをやめて力なく言った。

「何が?」

「やだ・・・・」

「何で?」

「こんなの、ノルじゃない」

顔を上げたアイスは泣きそうな顔をしている。

罪悪感・・・・。・・・・・・どこぞの島国みたいに引きこもっちゃうかも

「俺、嫌?」

震えるアイスに聞いてみる。

「嫌」

一言、はっきりそう言われた。

「そう。」

手を離して、一言そう返した。

だって、アイスが嫌だと言ったから。

体を逆にして、アイスに背を向ける・・・・・・・・・・・・向けようとした。

出来ない。

「・・・・・・・アイス?」

アイスが俺の上にいるから。

「今の、ノルは・・・・・今の・・・お兄ちゃんは嫌い」

「い、」

「でも、」

「でも意地悪じゃなかったら・・・・・大好き」

「あ、あアイスが、お兄ちゃんって言った・・・・大好きって言った・・・」

アイスが真っ赤になる。

「明日はよくないことが怒りそう。」

「ほら・・・・いじわる!・・・っ」

下りようとするアイスと上下逆になる。

「・・・・・また何か意地悪する気?」

「いや。・・・・・・攻めはお兄ちゃんだから」

そういってアイスをしゃべれなくした。


                                     END