陽が沈む前、久しぶりに大きく、ハッキリとした虹が出ていた。
大人も子供も、指を差して空を見つめて笑っていた。
虹も素晴らしかったが私は、虹を見ている人々の笑顔の方が素敵に思え、嬉しくなった。
夕焼けの迫る空を見上げると、地球は丸く、空気に護られ、陽の光を波動別に分ける大きいプリズムになっていた。
飛行機の中で見た風景が、頭の中に鮮やかに甦る。
宇宙からの余分な物質やエネルギー波動が入らないように、大気という風の壁でブロック…………青く美しい惑星は、大いなる愛によりしっかり護られている。
地球に生きるもの達は、愛という温床の中に抱かれて、生かされているのだなぁ………虹と虹を見ている人々を見て、そう思った。
これが、本来の人間達の真の姿なのだろう。
こんな時は、もしかしたら、人間は叡知がなかった方が幸せだったのかなぁ………っと思う。
ある神の希望通り、地球を学舎ではなく、飼育小屋にした方が、人間は幸せだったのか…………今となっては、もう引き返すことは出来ないけれど………。
願わくは、愛のままに、愛に抱かれながら進化をしてくれたら………
