グランパ2 | 徒然なるままに……理の赴くままに……

徒然なるままに……理の赴くままに……

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『なんだってぇ!』

私は思わず、ココアを吹き出しそうになりました。
おじいちゃんの口から出た言葉は、普通なら有り得ない言葉で……。


「そろそろ時間ですね。それではまた次回の時にお会いしましょう」


おじいちゃんはそう言い席を立ったので、


「すみません、あの、御名前は?」


と聞いてみると……


「夢の中でお会いしましょう……それならわかるでしょう」


おじいちゃんは、私に一礼をすると、パン屋を出ていきました。私の頭の中に、いっぱい??????を残して……。


ニ週間に一度、私は千葉にコカリナを教えに行ってましたが、合間を縫うように、夢を見ました。
夢にそのおじいちゃんが登場したわけですが……


「私が、誰だかわかりましたかな?」


そう問い掛けられました。
姿は老人……おじいちゃんですが、おじいちゃんとは別に重なる姿がありました。
私は、その姿をしっかりと確認したわけではありませんでしたが……


「ザドキエル……」


勝手に口から言葉が飛び出していました。


「はい……やはり、わかりましたね……」


おじいちゃんの姿は、いつの間にか天使の姿に変わっていました。


「ご無沙汰致しております。お変わりがないようで、嬉しく思います」


天使は満面の笑顔で、嬉しそうに私に言いました。
ザドキエル……私は復唱をしながら目を覚ましました。

一週間が経ち、また千葉のパン屋さんへ。
そこには、おじいちゃんの姿がありました。


「おはようございます。よく、私の名前を思い出してくれましたね」


会った途端、いきなり夢の続きのような話しを振られました。


『間違いはない……ザドキエルの転生者か……』


私はもう、驚きませんでした(笑)



それからは千葉に行く度、ほとんど朝食を共にし、今の話しや転生前の話しなどを、お互いに話していました。五年前に、カルチャーセンターの講座が無くなるまでは……。



カルチャーセンターの講座が無くなり、私は千葉に行く必要がなくなりました。
それからは、おじいちゃんとも会うこともなく(必要なら、夢で会えるので(笑))数年が過ぎました。

数年後に夢に出て来た彼は、私に最後の挨拶をしにきました。


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