明日は年に一度の職場の健康診断。

年齢が若いと採血やレントゲンなど
検査項目が少ない。


私は51歳なので
全ての項目が対象になる。


なんといっても「胃カメラ」
飲み込みが下手なのか 
とにかく辛い 怖い やりたくない。


逃げる訳にもいかず 毎年受けるが
とんでもない恐怖感。


8年前に パニック障害になって
1年間薬で治療をした。


元々 あがり症の私は人前で話をすると
呼吸がうまく吐けなくなって手が痺れたり 

20代で「発作性上室性頻拍症」という
脈が早くなる症状で診断を受け
こういう場面で脈が150回/分以上になったり
やっかいなことになる。



それに加えて パニック障害。
この原因は 歯科治療中 顔にかけている
タオルが下がってきて鼻を覆った。


息が苦しくなったが もうすぐ終わるだろうと
我慢をしてしまう。


しかし なかなか終わらない。
タオルで覆われるため自分の呼吸の
熱気がとても熱くてやはり苦しい。


すぐに手を上げればいいものを
「一生懸命治療してくれているのに‥‥」と
自分よりも相手の事を考えてしまう
悪い癖がでる。


結局 苦しくなって手を上げたが‥‥‥


その次の歯科治療の時に
問題の症状が現れた。



優しい歯科助手さんが
「タオルかけますね~」とかけた瞬間
前回の苦しさを思い出し 恐怖に変わり
まだ 治療も始まっていないのに
黙って寝ていられず起き上がった。



これはマズイ‥‥治さなきゃ。


心療内科へ行くと「パニック障害ですね
しばらく 薬を飲んでみましょうか。」


薬を飲むと症状が和らぐ。
全く出ない訳ではないけど かなり楽。

薬を飲みながら 何とか歯科治療も
終える事が出来た。

困ったことは 副作用で眠いこと。


治療を始めて1年が過ぎた頃
仕事が変わり 忙しくて通院出来ず
薬がなくなったため 離脱症状も経験した。


何とも言い表せない体の不快な感覚。
でも やっぱり忙しくて受診出来ずに
1ヶ月が過ぎた頃 不快な症状がおさまった。


その後 やっと受診できて
その事を話すと「薬の離脱症状ですね。よく
我慢できましたね。離脱症状が辛くて
薬が止められない人が多いですから。
パニックの症状が落ち着いているなら 
せっかく体から薬の成分が抜けたので 
薬は止めてみましょう。」


治療を止めて6年は経つ。

‥‥‥でも 胃カメラの時 
懐かしいパニック症状が思いっきり出る。

あぁ 嫌だなぁ‥‥

でも 自分のためだし。家族のためにも。
他の人が出来て 私に出来ない事はない!
世の中には もっと大変な人がたくさん
いるのだ。 頑張れ 私。