最近

eillちゃんの『フィナーレ。』が

ずっと脳内をぐるぐるしております。


切ないような

幸せなような

でも泣きたくなるような

そんな感情が湧いてきます。



異性に対する恋なんて

はるか昔に終わってしまったけれど

ひとを恋しく思うことに変わりはなく。




コロナ禍前に母の胃癌が見つかり

5年にわたる闘病の末、3年前に亡くなりました。

5年間は本当に本人も周りも大変で

私も実家にサポートに通っていましたが

非常にキツかったです。

介護保険での支援を受けながら

でも親のことだからと

私の出来る範囲を越えて

何度も体調崩しながら動いていた日々でした。

そのせいもあってか

お通夜やお葬式で涙が出る事はなく。

それについてはずいぶん

冷たい娘なんじゃないかと

思ったりしました。

その反面、ある意味やり切ったような

気がしたのも事実です。

何よりこれまで全て母任せで

仕事以外何もしてこなかった残された父の事を考えると

悲しみに浸ってはいられませんでした。


その父が昨年末から立てなくなり

年明けから車椅子を使うように。

いよいよ自宅での生活が困難になって

施設に仮入所となりました。


入所して5ヶ月、施設便りが届きました。

桜の花の下で車椅子に乗る父の写真。



面会で会う父とは違うよそゆきの顔。

お母さん、お父さん一生懸命生きてるよ。



実家に通っていた大変な日々が終わった

安堵感。


一緒に暮らさず

施設に入ってもらっている罪悪感。


そして

母が恋しいという思い。


色々な葛藤もあり

ちょっと涙腺が緩んでいる日々。




『フィナーレ。』


私にとっては母を恋しく思う曲なんだなと

思ってしまうのです。