15歳の女の子と話をしていた時の話。

彼女の両親は5年前に離婚して、女でひとつで育ててくれている母親に感謝はしてる。
けれど、あの母に育てられるのが不安だ、とこぼした。


10代で母になった彼女のお母さんは私よりもずっと若く、オシャレでイケてる。
同級生からもうらやましがられている。

『なにが気に入らんの?』

『常識がない。』


彼女の話では、離婚前は、父方の実家で同居だったので、祖父母も曾祖母もいて、行儀については厳しく口を出されていたそう。

それは
『子供なんだから、のびのび育てたい』
という母の方針に反していた、という話をよく聞かされたけど、前から違和感を感じてたと言う。

『お母さんは、食事の時に嫌いなものを残すこともなんとも思っていないし、夜9時を過ぎて、よそのお宅に電話するのも気にしてない。
私はそんな親に育てられているから、ご飯を食べているときに、ニット帽をかぶったまま食べることがよくないなんて知らずに過ごしていた。
友達のお母さんに注意されて知った。
私だって、あのまま、おばあちゃんがいたら教えてもらえたのに…と思ってしまう。』


知らない間に、マナーを破り、平気に不快にさせているかも知れないことが不安だ、と言った。

私はものすごく共感した。
とっくに母が他界している私も口うるさい人、間違いを指摘してくれる人が少しずつ減っていく事がさみしいし、怖いと思っていた。

私の祖母は抗がん剤治療のため、髪が抜け落ちニット帽をかぶっていた。
けれど知人に会った時は、帽子を脱いで
『こんにちわ』と、挨拶をしていた。

かつて、長野オリンピック表彰台の里谷多英がニット帽をかぶったままだったため、物議を呼んだ。
脱いだら髪にへんな跡が残るから…という擁護もあったけれど、
お洒落クオリティと礼儀をごっちゃにしてはいけない、と私も思う。

私は、中学生の子が、理解していて、自分に苦言を呈する人を望んでいるということに感激している。

そして、受け入れられるかどうかはさておいても、自分の知っている数少ない常識は世間に広めるべきだなー、と思いました。
仕事から帰ると、白ごはんがなかった。

なにがあるかな…と冷蔵庫を覗いたら、なんとなくラインナップがあるけれど、前夜の残りのイカとブロッコリーが中途半端に残っていて、ピーンと来たのが和風パスタ!

私が昼食にパスタを作るなんて、まぁないんだけども、いいものもらってるのだ♪


鹿児島の方からいただいた、ちょい甘いお醤油(*゜▽゜*)
これを、和風パスタに使うと抜群にいい!と聞いて早速。


ちょっとくたびれぎみに茹でたブロッコリーと、お好み焼きに使った残り物のイカと、ワゴンセールの青の洞窟の乾麺がぁぁぁぁ、美味しいよ~
ヾ(o´∀`o)ノ

クレイジーソルトとガーリックパウダーと甘いお醤油、万歳!


…まぁ、大した料理ではございませんが、自分一人の為に作る美味しいモノとしては、手間と味ではいい線をついているんじゃないでしょうかー。
大事なものを守れないとわかったときに、
自分の手で破壊するのが、一番ラク。

復旧が無理なくらいにに、ぐちゃぐちゃに。