「僕は今でも嘘つきだよ

君にも、たくさん嘘をついたね

謝りたい

そう、心で願う。」

とある日であった。
ようやく、バイトもしていなかった、信一がバイトをし始めた。

ユズキと出会ったバイトは、ユズキが原因で社員ともめて、辞めてしまった。

信一は普段、大人しいが
怒るとニヤニヤ笑いながら人を殴る、変わった人間だ。

社員を殴り、そのまま、辞めてしまい、その状況をユズキは知らないし、信一も話すつもりが、ない。

今度の信一のバイトはキャバクラだった。
ボーイの仕事で、深夜のバイトだ。

ユズキとは生活のリズムが合わず、会う日が減った。

信一はあまりきにしないが、ユズキは不満であった。

たまに会う約束をしても、信一はドタキャンをする。
信一はユズキのエッチに少し飽きている。年頃の男には、よくあることだ。

ユズキの不満は会えないのもあるが、浮気もある。そして、何よりも信一が遠くに行くような気持ちが、感じるからである。

ユズキにとって信一は年齢が上で、バイトの時は、頼れる先輩であった。プライベートは別人だが。そこに引かれたのである。

信一の行動がわからなくなるのは、不安だ。

そして、喧嘩の回数も増えてきた。
ワカラナイことに対する恐怖、新しい場所を確保した充実感。
2人の気持ちは交差し、そして答えが導きだされるのであった。


続く

「自転車を見ると思い出す

僕は

あの日から自転車に乗っていないよ

いつか

出会ったら、今度は

僕が漕ぐよ」

ユズキと信一の初の外出は近くのショップであった。

それだけでも、ユズキは嬉しく、オシャレさんになって、信一と出掛けた。

信一はいつもの服装で、何も変わらない。少しめんどくさい様子はかもしだしていた。

買ったものは、信一の服で楽しそうにユズキは選んでいた。

帰りの電車の中で、ユズキが突然、笑い始める。

びっくりする信一

ユズキ「ねぇ、ここでキスしよう」

信一「ここじゃ、恥ずかしいから、嫌だよ」

ユズキ「お願ーい」

信一「えー」

信一はお願いと言われると断れない性格だ。

信一を見ている、周りの客とユズキ。
信一はゆっくりと、ユズキにキスをした。

信一「これが、最初で最後」

ユズキ「ありがとう。」

その後はずっと、笑顔で帰るユズキ。

駅からの帰り道、いつも通りの2人乗り。
でも、漕いでるユズキはニコニコしている。
信一は、変わらずタバコをふかして、涼しげな顔。
キスの出来事は話さない。

言葉ではなく、行動がリアルに気持ち良く感じる日であった。

続く

「君の顔は
あまり、覚えていない
でも、一緒に
見た景色や
出掛けた場所は今でも覚えているよ。
今、何をしているの?
君も
オボエテいますヵ? 」



信一とユズキのデートはいつも、信一の部屋の中だ。

やることは、いつもエッチで、ユズキはあきてきている。

信一の部屋は何故か、畳三畳しかなく狭い。

信一はエッチの後の裸での会話が大好きだ。その時だけは、いつも無表情で無口な信一もよくしゃべる。

ユズキ「ねぇ、今度は出掛けようよ」

信一「うん、行こうか。どこがいい?」

ユズキ「買い物でも、いいよ」

信一「うん、わかった。今度ね」

ユズキ「本当、嬉しい!ねぇ、絶対だよ」

信一「行きましょう」

何故か、基本的に信用されない信一。
信一の声は感情的ではなく、静かな声だ。
その話し方がユズキを不安にさせる。

信一は外出が嫌いなのだ。何故なら信一は、やせ形の筋肉質で、小柄で髪が長く見た目は女の子だ。よく街で、女と間違えられナンパされるほどだ。
一方、ユズキは信一より、背が高く、骨格がしっかりしている。

自転車を漕ぐのはユズキで、信一は後ろに座ってタバコを吸うのが、移動手段だ。

さて、その2人の外出は何がおこるのやら。

続く