バサッと音をたてて

将官用のジャケットを床へ脱ぎ捨てた

ワイシャツの喉元が見えるように

くつろいだ姿になり

ブラスターはサイドテーブルに置き

地下のワインセラーへ行って

ボトルワイン数本取ってきた

-

その間…縄抜けをしようとして

うーんうーんと頑張っている

さてさて…

俯くように転がされた子猫は

可哀想だけど…猿轡を噛ませた

ゔッぅぅぅと唸る本当に猫のようだ


上官それもオトコの部屋なら

まだしもベッドの上でどうしたいんだ

-

困ったことがあるなら

いつでも相談できるようにと

応接室の出入りを許可した筈だ

まぁ

ベッドの上で待っているのは

何をされてもいいってことかい?


しょうがない

丁寧に危機管理能力について

指導を決定

キミはもう少し女性だということを

知った方が良いなぁー

そうだそうだ

女性スパイの拷問仕様なぁ

シャツの上にワインを垂らしてみる

「ミャ、ミャ!」

「(ヤ、ヤ、冷たーい!)」

「あ、あ、ううーい!」

何か喋っているけど……

猿轡は間違えたな

ワインを呑ませる為に外すと

(〃´o`)フゥ……


緊張感があるのかないのか💦

もしかして天然なのか?


ボトルワインのふちで

唇に触れると数回程度

ボトルとオレを交互にみる

ワインの香りを嗅ぐ

猫のようだ(*ΦωΦ*)…


美味しいが度数の強いワインを

口にするよう勧めた


はふっ…………

美味しかったと喜ぶ

火照る頬が可愛いすぎるだろ